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ちょっとした心の動きを綴ります

らむね

2013-08-02 | 詩歌
夜店で買ったらむねのように
その時の味は格別なのに
持って帰って飲んでみたら
そんなにおいしくない気がする

それはらむねのせいじゃない
それは勝手な私の思い込み
それはらむねのせいじゃない
それはホントは私と同じ

私はそれほどかわいくないし
私はそんなにスタイルもよくない
私は若くもないし
ないという文はいくらもできる

私はらむねが大好きなの
その時おいしければそれでいい
たとえはかないものだとしても
喜んでくれるならそれでいい

水車

2013-04-09 | 詩歌
あなたにとっては偶然の出来事のように思えても

因果は巡る水車のように
回り続けて元に戻って

何度も何度も巡っては
忘れることがない繰り返し

語ってみましょう その糸車
からから回る性のあや

引き出しから見つかった写真

2012-07-15 | 詩歌
私のことまだ覚えてますか
私がだれだか分かりますか

いたずらに時は流れて
確実に私は変わって

あなたのことを起きるたびに
寝るたびに思っていた

そんな日々を思いだすの
引き出しの写真見つけて

私のことまだ覚えてますか
私の声をまだ覚えてますか
私の癖をまだ覚えてますか
私の息をまだ感じますか

いたずらに時は流れて
確実にあなたは離れて

あなたのこと思うことに
考えることに疲れてきた

こんないまの私のこと
知らない写真の中のあなた