こんにちは?
今日は法華経の従地涌出品を紹介しましょう。
この作品は如来寿量品の冒頭部分にあたり、従地涌出品と如来寿量品で、一つの物語です。
では、簡単にあらすじを紹介します。
お釈迦(しゃか)さまの前には文殊(もんじゅ)・弥勒(みろく)・普賢(ふげん)・薬王(やくおう)という名の菩薩(ぼさつ)を始め、数え切れないほどの菩薩達がおられました。しかしこれらの菩薩は皆、この娑婆(しゃば)世界とは別の世界に住む菩薩だったのです。これら多くの菩薩たちは立ち上がると、お釈迦さまに深く礼拝(らいはい)してこのように述べられました。
「釈尊よ、あなたがこの世を去られた後にこの法華経の教えを護り、読み、書写し、供養することを、どうか私たちにお許し下さい。私たちはこの娑婆世界において、どのような困難があろうとも法華経の教えを説き弘める覚悟です」
ところがこの他方の菩薩達による誓いに対し、お釈迦さまはこう申されたのです。
「おやめなさい、尊き志をもつ者よ。その必要はないのです。なぜなら我が娑婆世界には、あなた方の数をはるかに凌ぐ六万恒河沙(ごうがしゃ)もの数限りない菩薩たちがいて、私がこの世を去った後には、彼らこそがこの地において法華経を護(まも)り、広く教えを弘める使命を持つからなのです」
大地の下の虚空界(こくうかい)より雲の湧き出るように現れた、上行(じょうぎょう)・無辺行(むへんぎょう)・浄行(じょうぎょう)・安立行(あんりゅうぎょう)を中心とする、計り知れない数の菩薩(ぼさつ)達。この「地涌(じゆ)の菩薩」の出現に、文殊(もんじゅ)・弥勒(みろく)・普賢(ふげん)・薬王(やくおう)をはじめ、娑婆(しゃば)世界とは別の世界に住む菩薩達は、大いなる戸惑いと疑問を抱いていました。----続く
以上この作品で、言いたい事は文殊・弥勒・普賢・薬王といった神様にお願いする様な
信仰ではなく、自らの力で困難を乗り越える事を言いたいのです。
法華経もお釈迦(しゃか)さまが娑婆(しゃば)世界の事を見たり、聞いたりしながら体験し、悟った教えです。
これらを通して、言いたい事はこの娑婆(しゃば)世界は因と縁から成る果の世界で、
努力しだいで、どうにでもなる。そして、人は自我が有る様で無く、回り(欲)に影響されやすい。そして、苦を感じながら生きて行く事です。
今日はこの辺で終りにいたしましょう。
今日は法華経の従地涌出品を紹介しましょう。
この作品は如来寿量品の冒頭部分にあたり、従地涌出品と如来寿量品で、一つの物語です。
では、簡単にあらすじを紹介します。
お釈迦(しゃか)さまの前には文殊(もんじゅ)・弥勒(みろく)・普賢(ふげん)・薬王(やくおう)という名の菩薩(ぼさつ)を始め、数え切れないほどの菩薩達がおられました。しかしこれらの菩薩は皆、この娑婆(しゃば)世界とは別の世界に住む菩薩だったのです。これら多くの菩薩たちは立ち上がると、お釈迦さまに深く礼拝(らいはい)してこのように述べられました。
「釈尊よ、あなたがこの世を去られた後にこの法華経の教えを護り、読み、書写し、供養することを、どうか私たちにお許し下さい。私たちはこの娑婆世界において、どのような困難があろうとも法華経の教えを説き弘める覚悟です」
ところがこの他方の菩薩達による誓いに対し、お釈迦さまはこう申されたのです。
「おやめなさい、尊き志をもつ者よ。その必要はないのです。なぜなら我が娑婆世界には、あなた方の数をはるかに凌ぐ六万恒河沙(ごうがしゃ)もの数限りない菩薩たちがいて、私がこの世を去った後には、彼らこそがこの地において法華経を護(まも)り、広く教えを弘める使命を持つからなのです」
大地の下の虚空界(こくうかい)より雲の湧き出るように現れた、上行(じょうぎょう)・無辺行(むへんぎょう)・浄行(じょうぎょう)・安立行(あんりゅうぎょう)を中心とする、計り知れない数の菩薩(ぼさつ)達。この「地涌(じゆ)の菩薩」の出現に、文殊(もんじゅ)・弥勒(みろく)・普賢(ふげん)・薬王(やくおう)をはじめ、娑婆(しゃば)世界とは別の世界に住む菩薩達は、大いなる戸惑いと疑問を抱いていました。----続く
以上この作品で、言いたい事は文殊・弥勒・普賢・薬王といった神様にお願いする様な
信仰ではなく、自らの力で困難を乗り越える事を言いたいのです。
法華経もお釈迦(しゃか)さまが娑婆(しゃば)世界の事を見たり、聞いたりしながら体験し、悟った教えです。
これらを通して、言いたい事はこの娑婆(しゃば)世界は因と縁から成る果の世界で、
努力しだいで、どうにでもなる。そして、人は自我が有る様で無く、回り(欲)に影響されやすい。そして、苦を感じながら生きて行く事です。
今日はこの辺で終りにいたしましょう。
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