そんなにバック16Mが気に入っているのなら、16Mを使えば良いのでは、という話になるわけですが、12年間使っていた16Mはさまざまな現場で酷使してきたため、さすがに金属疲労、金属のへたりも出て来ていて、短時間吹く分には良いのですが、長時間の演奏にはちょっと厳しい。言ってみれば、もう「ご老体」の楽器。もっと大切に使っていればあと10年くらいは現役で使えていたのかもしれませんが、大学出たての頃は、無知であったことと楽器関してはかなり無頓着で、まぁ楽器の扱い方も酷いものでした。
機会あるごとに楽器店で16Mを試奏したりするのですが、やはり僕の持っている16Mを越える楽器はなかなか見つかりません。特に最近の16Mは作りが軽過ぎて音も薄っぺらい感じの楽器ばかりです。バックならではの音の濃厚さ、しっかり感、味わい深さなどがまるで無い。
16Mの2号機を探し求めている最中に出会ったのが697Zで、その吹奏感の素晴らしさから一目惚れならぬ”ひと吹き惚れ”で決めたのですが、理想の楽器はやはりバック16M。697Zの吹奏感、コントロール性能で16Mの音色が出せれば僕にとってはまさしく究極の楽器かもしれません。ただ、今の697Zもかなりいい線まで来ていると思います。あとは、16Mの持っている音の味わい深さが出てくれば完璧。
基本的に吹奏感と操作性が良ければ楽器は何でも良いと思うのですが、音の深み、味わい深さの部分になると、自分の琴線に触れるような楽器に巡り会える機会というのはなかなかあるものではありませんね。
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