雅楽のミックスダウン

今日は雅楽のミックスを行いました。去年は雅楽を基調としたエレクトロニカ的ヒップホップのアレンジ、ミックス仕事を行いましたが、今回は別の依頼主さんの雅楽のミックス依頼です。多重録音ではあるものの、楽曲様式、編成は完全な雅楽です。日本の伝統音楽であるにもかかわらず、多くの日本人にとって日常的に耳にしたり、愛聴したりする機会の最も少ない音楽ジャンルが「雅楽」なのではないかと思います。

そういう僕も雅楽は普段から好んで聴くような音楽ではありませんが(というか全く聴かないに等しい)、去年の雅楽アレンジの際に少し雅楽について勉強しました。去年雅楽を勉強している時に雅楽をいろいろ聴いてみて、それ以前よりも雅楽に魅力を感じるようになりました。なんというか、もの凄く当たり前のことですが、「とっても日本的な音楽感、響きだなぁ～」という印象を改めて強く感じました。非常に神々しい音楽ですね。と同時に「世界最古のオーケストラ」と言われるだけに、各楽器のアンサンブル(という表現はあまり適切ではないかもしれませんが)も非常に面白いです。アンサンブルは西洋音楽でいうところなので、雅楽では「調和」「和」というべきでしょうかね。この「調和」「和」に日本らしさを感じるのだと思います。

歴史ある伝統音楽だけに非常に奥が深い。