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Sliding Cafeマスターのブログ

基礎練の録音

今日は久々にローランドR-09で基礎練習を録音してみました。録音した自分の音を聴いてみると、吹いている時には気付かない欠点が非常によくわかります。具体的にはピッチの悪さ、リズムの遅れ、音符の音価どおりに音が伸びていない等、客観的に聴いて初めて発覚する自分の欠点というのは多いものです。

ただし、こうして自分の演奏を録音してチェックする場合、ひとつ留意しておかなければいけない点があります。多くの人は、録音された自分の演奏を聴く時に無意識のうちに欠点の部分よりも良い部分の方に意識が行ってしまう傾向があるという事。この良い部分の方に意識が行ってしまう傾向というのは、人としては普通の感覚なのではないかと最近思うのです。もし仮に自分の欠点ばかりに意識が集中してしまったら、それはもう辛くて楽器なんて二度とやりたくなってしまいますもの。ある意味、自己防衛本能と言えるかもしれません。その代わり、他人の欠点はとっても良くわかる。音楽に限らず、わかりやすい例えで言えば、ファッションなどは、自分のファッションセンスはさておき、他人のファッションセンスの善し悪しというのは非常によくわかるものです。

つまり何を言いたいのかというと、自分の演奏の欠点は他人に指摘してもらった意見の方が絶対に正しいという事。スポーツ選手のようにつきっきりで指導してくれるコーチ、トレーナーの元で日常の練習を行えれば良いのですが、演奏家の場合はなかなかそういう訳にはいかない。日頃の個人練習においては常にプレーヤーである自分自身がコーチ、トレーナーにならなければいけないのです。そのために録音機材を使って自分で自分の演奏に対してダメだし、チェックを行う訳ですが、この時に上に書いたような’自己防衛本能’が機能してしまいがちなので、とにかくストイックに自分自身に厳しくなる必要があります。やはり誰でも自画自賛したくなる気持ちが働くものですから。

録音した自分の演奏を聴く時は、とにかく「自分に厳しく」です。
ただ、「自分に厳しく」というのは言うほど簡単では無いんですね、コレが。。。


だから、最近の僕の個人的スローガンは、

 ■自分に厳しく
 ■自画自賛は控えよう

この2つかな。

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コメント一覧

マスター
欠点克服
まーさん

いつもありがとうございます。
プロでもアマチュアでも、おそらく「より良い演奏をしたい」という気持自体は同じなのだと思います。

ただ、プロの場合はお金をいただいて(要するに雇われて)演奏する限りは、その依頼主の方の期待を裏切れない、迷惑をかけられないという責任があるので、自分に対して厳しくなる必要があります。

趣味で楽器演奏を楽しまれている方は、自分自身が楽しむという事がまず一番。決して欠点克服が苦痛になってしまってはいけません。演奏を楽しんだ上で、更にレベルアップしたいという欲求が自然と湧いてくるというのが理想かもしれませんね。
まーさん
アマチュアは自信がないとやっていけないような(笑)。

欠点をそんなに意識しないでいいのがアマチュアではないかと思います(もちろん努力はしてますけれど)。
(そこがプロとアマの越えられない壁なのでしょうか)
マスター
スローガン追記
・・・でも、

 ■程よいプライド(自信)は持つようにしよう

以上です。
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