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Sliding Cafeマスターのブログ

お薦めLP~ビル・ワトラス~その1

最近、所有のLPレコードをiTunesに取り込んでデジタルデータ化しております。LPをレコードプレーヤーで再生して単純にiTunesに録音して終了、という訳にはいかず、やはりアナログ音源をデジタル化するとなるとそれなりの手間がかかります。僕の場合、まずデジタル・パフォーマーにLPの音を録音して、1曲ごとにオーディオファイルを切り、曲頭と曲終わりの部分をトリミングしつつフェイドイン&フェイドアウト処理後、1曲ごとにAIFFで書き出してからiTunesに取り込み。元がアナログ音源なので、当然曲名、アーティスト名等の情報が無いので、1曲ずつ曲名、アーティスト名、作曲者名、曲順その他諸々の情報を手作業でちまちまと入力していくわけです。もうほとんどマスタリング作業みたいな感じ。でも、通常のマスタリング工程では更にEQ、コンプ、リミッター他エフェクト処理、レベル合わせ、曲間調整等の作業がある訳で、それに比べれば全然楽勝ですけどね。手間と時間のかかる作業ですが、1度こうしてデジタルデータ化しておけば、LPレコードがなんらかの事故で傷が付いたり破損してしまっても大丈夫。中にはCD化されず今では入手不可能になってしまった非常に貴重なLPもありますからね。

それにしても、やはりLPの音はCDに比べ断然音が心地よい。しばらくLPを聴いているとCDの音がなんだかとっても無機質で冷たい音に感じてしまいますね。やはりLPの音の方が人間の聴感上とても心地良いのです。LP時代の頃のマスタリングの方がダイナミミクスレンジも非常に幅広く取ってあるようで、その辺も心地よく音楽的に聴ける要因の一つでしょう。あとCDはデータ容量の関係で人間には聴こえない周波数帯域をカットしてあるので、例え聴こえない音域だとしても音楽の暖かみだとか空気感とかには少なからず影響しているはず。これがスーパーオーディオCDだとデータの間引きはされていないので違うんでしょうけど、まともにスーパーオーディオCDの音を聴いた事ないので、なんともわかりません。

そんなLP音源のデジタルデータ化作業の中で、久々に聴いたのが写真のビル・ワトラス1980年録音の「I'll Play For You」というアルバム。このアルバム、やっぱり最高です。ワトラスのベストですね。超高速フォービートでの音の洪水のごとく吹きまくる超絶技巧タンギングも凄いけど、バラードでの美しい音色と歌心あふれるプレイは本当に素晴らしい。以外とプロのクラシック・トロンボーン奏者にワトラス好きな人が多いというのは、やはりワトラスの音色の美しさと歌心の部分に惹かれるからなのでしょうかね。

残念ながらこのアルバム「I'll Play For You」はCD化されていないので、入手は非常に困難ですが、興味のある方は是非中古レコードを探してみて下さい。案外ネット検索で見つかるかもしれませんよ。

・・・と、ちょっと今検索してみたら見つかりました!
ここに「I'll Play For You」在庫有ります。

ワトラスを聴くならやっぱり1980年前後録音の作品です。

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