それにしても、やはりLPの音はCDに比べ断然音が心地よい。しばらくLPを聴いているとCDの音がなんだかとっても無機質で冷たい音に感じてしまいますね。やはりLPの音の方が人間の聴感上とても心地良いのです。LP時代の頃のマスタリングの方がダイナミミクスレンジも非常に幅広く取ってあるようで、その辺も心地よく音楽的に聴ける要因の一つでしょう。あとCDはデータ容量の関係で人間には聴こえない周波数帯域をカットしてあるので、例え聴こえない音域だとしても音楽の暖かみだとか空気感とかには少なからず影響しているはず。これがスーパーオーディオCDだとデータの間引きはされていないので違うんでしょうけど、まともにスーパーオーディオCDの音を聴いた事ないので、なんともわかりません。
そんなLP音源のデジタルデータ化作業の中で、久々に聴いたのが写真のビル・ワトラス1980年録音の「I'll Play For You」というアルバム。このアルバム、やっぱり最高です。ワトラスのベストですね。超高速フォービートでの音の洪水のごとく吹きまくる超絶技巧タンギングも凄いけど、バラードでの美しい音色と歌心あふれるプレイは本当に素晴らしい。以外とプロのクラシック・トロンボーン奏者にワトラス好きな人が多いというのは、やはりワトラスの音色の美しさと歌心の部分に惹かれるからなのでしょうかね。
残念ながらこのアルバム「I'll Play For You」はCD化されていないので、入手は非常に困難ですが、興味のある方は是非中古レコードを探してみて下さい。案外ネット検索で見つかるかもしれませんよ。
・・・と、ちょっと今検索してみたら見つかりました!
ここに「I'll Play For You」在庫有ります。
ワトラスを聴くならやっぱり1980年前後録音の作品です。
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