音域はかなり低く、ペダルFまで吹かないといけないので、難易度としてはかなり高いです。この編曲は意図的にそうしてあるのか、原曲のように右手(高音)パートと左手(低音)パートの音域が開いておらず、2パートとも低音域で密集して細かい音符を演奏するため、クリアな音色で細かい音符の音程感が良く聴こえるように発音しないと、「2人で難しそうな事を吹いてはいるが、モゴモゴしてよくわからん、、、」という結果になってしまいます。かといって音程感が良く聴こえるようにスタッカート気味に吹いてしまうと、フレーズの流れが悪く音楽的でなくなってしまうので、あくまでもレガート演奏の中で細かい音符の音程感がクリアに聴こえるように吹かなければなりません。バストロの低音域でのレガート演奏はとても難しいものです。
バストロといえば、低音を「バリバリッ!」と力強い音で豪快に吹くことに魅力を感じる人も多いと思いますが(まぁ、これもバストロならではの魅力ですが)、そういう豪快な演奏以外にも、柔らかく甘い音色となめらかなレガート演奏も上手く吹けるようになれば、更に表現力の幅が広がると思います。バストロのレガート演奏にはテナーとはまた違った魅力があります。
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