「今回は局所麻酔で土踏まずの皮膚を手の平に移植する心配のない簡単な手術ですよ声とか聞こえて緊張したら可哀そうだからクリスマスソングでもかけますか?」といつも以上に優しい先生
「大丈夫です」
「そうですか?じゃあ初めましょうね」
ん?・・・なんか今回も先生が3人いるよ?
そして手術開始となりまして
まず既に傷のある患者さんの消毒はね・・・
この場合の針の入れ方はね・・・
糸はここで引いてね・・・
なんか家庭科の授業みたいだなって思えて笑っちゃったらね
先生が「ごめんなさいね手術は僕ですからねただ彼らは有望な人材なので一緒に入らせて貰ってますごめんなさいね」とおっしゃるから
「とんでもないですお役に立てたら嬉しいです」なんて言っちゃった私
「ありがとうございます」と先生が言ってくれたとたん
若い先生達がいきなりイチイチ先生に質問とかするようになっちゃって
血圧や心電図チェックの看護師さんも隣で「なんだか可笑しいですね」と笑顔
とても和やかな時間も無事終了
気付けば予定時間を大幅に過ぎ
予想だにしなかった事態
車いすで右足は上に伸ばしたまま
右腕は三角巾でつられてるし
ナースステーションの皆も部屋の皆も
私も「これじゃ翌日か翌々日の退院はあり得ない」と諦めたのでした
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