『私の本棚』

※不定期公開

運の良い方、縁の有る方、勘が働く方。

ご覧戴けたら幸いです。

心の宝箱【ふたりでひとつ。結婚って、そういうことなのかもしれない】

2024-09-05 12:00:00 | 心の宝箱


『鎌倉うずまき案内所』青山美智子01(宝島社2019/7/26)

主婦向け雑誌の編集部で働く早坂瞬は取材のため訪れた鎌倉で古ぼけた時計屋の地下にある、
ふしぎな案内所『鎌倉うずまき案内所』に迷いこんでしまう。
そこには双子のおじいさんとなぜかアンモナイトがいる。
会社を辞めたい20代男子。YouTuberを目指す息子を改心させたい母親。結婚に悩む女性司書。
クラスで孤立したくない中学生。気づけば40歳を過ぎてしまった売れない劇団の脚本家。
ひっそりと暮らす古書店の店主。
平成の始まりから終わりの30年を舞台に6人の悩める人々を通して語られる心がほぐれる6つの優しい物語。
『2019年蚊取り線香の巻』『2013年つむじの巻』『2007年巻き寿司の巻』『2001年ト音記号の巻』
『1995年花丸の巻』『1989年ソフトクリームの巻』


・変化を恐れず味方につけよ P31

・優しいことしか言わない人のほうが、俺は信用できないよ。
仕事紹介しますよって軽く言われてそのまま放置されることって多い P37

・だめだよ。心から願ってるわけじゃないことを言葉にしちゃ。
言うと本当になっちゃうよ P37

・いつの世も、主婦を見ればその社会の実態がわかるよ。
主婦がイエスと言わない商品は絶対に売れない。
安いっていうだけの理由で彼女たちは財布を開かないし、
モノだけじゃない、時間や労働の値打ちに目をこらしている。
いつも頭と手を使って、細部まで熟考しているんだ。
この時代でどうすれば自分や家族が幸せに暮らせるかって。
それが社会ってことだろ? P46

・かなわなかった憧れを幻で終わらせない P57

・ふたりでひとつ。結婚って、そういうことなのかもしれない P137




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