『ライフ』小野寺史宜04(ポプラ社2019/5/27)
アルバイトを掛け持ちしながら独り暮らしを続けてきた27歳の井川幹太は気楽なアパート暮らしのはずが、
引っ越してきた戸田さんと望まぬ付き合いが始まる。
夫婦喧嘩から育児まで、あけっぴろげな隣人から頼りにされていく幹太。
やがて幹太は自分の中で押し殺してきた一つの願いに気づいていく。
誰にも頼らず一人で生きられればいいと思っていた青年が新たな一歩を踏み出すまでを描いた青春小説。
・ぴったり合う会社なんてないだろうなぁ。
自分を合わせていくしかないんだね。
そういうのをうまくやれる人たちが出世していくんでしょ P13
・やりたいことを見つけるのは、簡単なようで難しい P17
・何かいやなことがあっても、人はまず我慢するのだ。
何故って、知らない人ともめたくないから。
自分が文句を言う側になるのがいやだから P24
・結局はお金なのだ。
何かあったときに、お金も問題じゃないんだよ、という人は多いが、
そんな人も最後にはお金で矛を収める P35
・人は他人には一般論を言う P211