『夜の側に立つ』小野寺史宜03(新潮社2018/8/20)
愛する女性の前で親友は死に僕が生き残った。
夜の湖で、どこかで間違えたのか?
誰にだって秘密はある。後悔もある。欲望もある。嘘だってつく。
この人がいなくなればと思うことだって、一度くらいはきっとある。
十代、二十代、三十代、そして四十歳になろうとする現在。
四つの時間軸を行き来して描かれた誠実な青春の残滓。
・人生にほかの選択肢はあったのか(略)
人は何かを選べるのか(略)
今とはちがう人生を体験できないから、人は結局こうするしかなかったのだと思いこむ。
やることはやったのだと考える。
そうすることで自分を納得させる P59
・やるべきことが明確になったのが大きい P67
・変えるなら、善くも悪くもそこに意志はなければならない P71
・練習で力を出せない人は本番でも力は出せない P81
・好きな人のことは離さないで P100
・環境が変われば気持ちも変わる P185
・忘れたいことは忘れないのだ。
忘れたいことというのは、多くが自身にとても強い印象を残しているものだから P205
・自ら動かなければ解決しない P217