空海法師の神社巡り

空海法師が今まで巡った神社を、実際に感じた御利益や見所、感想など交えて紹介。

丹生川上神社 中社(にうかわかみじんじゃ なかしゃ)

2015-08-15 12:04:34 | 神社紹介
所在地
奈良県吉野郡東吉野村小968

ご祭神
罔象女神(みづはのめのかみ)

御利益
水一切を司る神様
水利の神
祈雨・止雨を司る雨の神
必勝の神

公式サイト

川の合流点にある古来からの水神宗社
丹生川上神社 中社


こんにちは、空海法師です。

今回は丹生川上神社の中社を紹介します。


この地は、高見川、日裏川、四郷川が合流している所で、古来より水神信仰があったようです。


また、その地は、「夢淵」と言われ、神武天皇が大和に入る東征の際に、夢のお告げに従い戦勝祈願をした地でもあるとか。


神武天皇の石碑と、丹生神社という丹生川上神社中社の摂社がありますが…それは写真撮ってない(-。-;

さて、神社自体の創建は1300年前、天武天皇の時代と言われています。


先日紹介した下社と同じく、朝廷から特別な奉幣を受けた二十二社の1つでしたが、都が京都に移ったり、戦国時代にこの神社での祈願が途絶えたりで、丹生川上神社は所在がわからなくなります。Σ(゜д゜lll)

明治の研究調査で2社見つかり、それぞれ上社、下社とされました。
さらに大正になって東吉野村の蟻通神社こそが丹生川上神社だとなり、丹生川上神社は、3社になります。当時は、3つで1つとカウントされたらしいですが…

戦後の神社制度により、3つは別々の神社となりましたが、現在は今回紹介する神社が「丹生川上神社」と登記されているらしいです。

…と、神話の伝説がありながら、歴史に埋もれるなど、なかなかに特殊な経緯がある神社だと思います。

山の麓にあり、神社の前は川が流れている…古来より自然信仰されてきた場所という感じがします。


神社の前を流れる高見川の水は、澄んでいて綺麗だ( ´ ▽ ` )ノ


この神社にお参りの際は、最後に次の言葉を付け加えるといいと書かれています。ご利益いただけますように(^人^)


拝殿の中には、白馬と黒馬の絵馬が飾られています。祈雨・止雨の祈願の由来に因んでいるようですね。( ´ ▽ ` )ノ


鈴の上には、十八菊花紋と太陽と月の紋章が!
十八菊花紋は神事の際に使われるもの、太陽と月の紋は、昼と夜に全てのものを照らし、命と力を与えるという意味があると何かで見たが、命の源である水の信仰とは、活力を得ることなのかもしれないですね。( ´ ▽ ` )ノ


御守り買ったよ。てん気守り。(^ ^)
気を病んでいる人に水神の力で元気・気力・気勢・気運が得られる御守り。
手作りだからか?表情は、一つ一つ違うらしい。


嫁と息子の分も買ったよ。
そしたら、白馬と黒馬があしらわれたハンカチも戴いた。o(^▽^)o


過ごしやすい雰囲気の神社でした。( ´ ▽ ` )ノ