しばらく北海道を離れていると、何かムズムズと温泉に行きたくなるが、
その筆頭はやはりここ十勝の菅野温泉だろう。
鹿追町の名物だった古い湯治場は長らく閉鎖されていたが、ようやく救い
の神が現れ、今年の8月、日帰り入浴施設として再オープンした。
宿泊はまだできないが、もともとあった新館は健在なので、再開は時間の
問題ではあるまいか。
何がそんなに旅人を引き付けるのか考えてみた。
①手つかずの自然
近所には勝手にできた露天風呂が多数ある。
いくらか手は入れてあるものの、自然に湧き出していることに変わりはない。
鹿は邪魔なほどいる。
エサでもやったらついてくるのでは。
それでいて景勝地というほどではない。
当たり前の山の中というのがいいのだ。
②温泉の効能
10余の浴槽に、それぞれ別の源泉からかけ流しという、想像を絶するぜいたくさ。
その雰囲気だけで病気が治ってしまいそう。
③団体客がいない、しかも混浴
これは重要である。
初対面でも、来た人はみな家族に思える。
間違っても旅行代理店に丸投げはしないでね。
うまいものは食べたいが、料理自慢の宿にもしてほしくない。
要するにいつもすいていて、いつつぶれるかはらはらしながら見守る
というのがベストなのだ。
無茶な希望だよ。まったく。
私?泊まれるようになったらすぐ行きます。
足がないので、送迎バスをよろしく。
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