失恋カレンダー 林真理子
旅に出るといつもより本を読めるので、いつも何冊か持参しています。帰りの飛行機の中で読みました。
林さんの作品はほぼ読んでいる(はず)のですが、そういえば失恋カレンダーはまだ読んでいませんでした。旅行の少し前に古本屋でこれを見つけて即買い。
内容的に読者は当時20代前半〜中頃の女性だったのかな。自分よりだいたい7-8才くらい上の方々でしょうか。高校生の私から見た大学生、社会人の女性は憧れの存在でした。バブルという事もあってかとても華やいで見えて。
当時の大学生やOL(今や死語)の、携帯はなく家電(いえでん)を使う・ディスコに行く・クリスマスをロマンティックに過ごすなど、そういえばそうだったなと懐かしく。
もしも失恋カレンダーが現代バージョンになったらと考えると、半分以上話が成り立たないような気がします。そのくらい時が経ったという事ですね。いろいろな意味で。
この本は林さんの中では初期の作品という事になるのでしょうが、林さん独特の感情の機微の描き方は明確に存在していて、林真理子ワールドを楽しめました😌