タミヤのドラゴンワゴン。でかい、ごちゃごちゃしてる、格好が変と、模型映えする車両。こんなの発売してたのかー、バブルだったのねーとつくずく思ってしまう重さと大きさの箱だ。作ってみて、撮影台には収まらないし置き場も限られるしでやはり困った。そう言えばファウンプラストレーラーってーのも出てたな。両方買う程の入れ込んで無くてよかったよまったく。
金属部品多数が入った気合の入った造りで組み立てる方も相当気合が必要だ。そんな訳で途中まで組んだけど力尽きたのが真相だな。なにしろ、ウインチだけでも結構なボリュームだったし、トレーラーはさらに大きさが加わる。でもちゃんと組めるのがタミヤ。別に組んだシャーシにキャビンを被せるとぴたりと合う、色々苦労の種に手を出してきた古狸には感動の一瞬だった。大きいだけでなく見えなくなりそうな所の細かなデカールなどモデラーの心をくすぐる配慮たっぷりだ。
多分、ゴム製タイヤが今風ではないのでとまどう所だろう。プラと違い思うようにパーティングラインを消せない上、数が多い。ふー、くたびれたけれどまだ残っているのだ。さて、実物はこんなに大きいのに(から?)チェイン駆動、あっタイヤ大きすぎた?換えるの大変?じゃークレーン付けちゃうから風の実におおらかな姿で、さすがに鉱山用特殊車両専門会社が設計しただけあると思う。ちなみにドイツ軍の回収車両は、まったく面白みの無い機能的な姿である。だからあまり触手が動かない。
排気管のPE部品まで銅線で止める造りだが、ここは縛りしろは切りとって綺麗に接着した方が良いと思う。と急に重箱の隅に飛んでしまったが、一番悩むのは塗装かな。なにしろ大きいくせにOD1色なので特にトレーラーは間延びするような気がする。たまたま歩道橋の上から止めてあった工事車両運搬トレーラーを眺めることが出来たので、イメージ優先で少し汚くしておいた。牽引車の方はせっかくのマークが見えなくなるのが嫌なので程々に。この辺が模型の醍醐味でクソリアリズムだけがスケールモデルではないと信じている。
しかし、大きいね。載せてみたのはイタレリのM32。今はタスカ改めアスカから次元の違う製品が出ているのでそちらがよろしいかと。でも、これも良く感じが出てはいる。仕事道具のワイアロープはホームセンターで売っているステンレス製を使っている。非常に扱いにくいが実感は大変出る、本物そっくりではなく、感じですよ。これも、面白い姿で好きだ。