たとえば模型道楽

1/35 ホルヒ kfz15 その2

「落穂拾い」と書いて、多分棚に上げていたキットを連作されている方がいて、そう言えば、私もそんな事を続けている訳で、妙に共感を覚えた。これも、その口。買った時は褒めてはみたが、何故か熱が冷めて置いて有ったタミレリのホルヒ。

急に思い立ち、ここまで進めた。昔は剥げた砂漠塗りは砂漠色塗ってからグレーの油彩ドライブラシが常道だったが、最近は逆がはやっている。ドライブラシも不得意な私は昔から、手間のかかる2度塗り剥がしを愛用している。

ごついが絶対壊すバックミラーも金属に置き換えて、さて、砂漠色は何で塗るかと思案中、またまた急に気が付いてしまったのが畳んだソフトトップの形。イタレリのそれはとてもそれには見えなかった物で、最初に作った時は、大胆にも、付けなかった記憶が有る。タミレリキットには見た目はずっとましな「丸めた幌」は入っているが、どうも雰囲気が違う。見なきゃ良いのにネットを捜すと、有るのだな写真が。どうも、全体のシルエットはイタレリが似ていたようだ。シルエットだけね。

となると、いつものように、よせばよいのに始めてしまった。本体は箱からそのままだから、ここだけ細密にするのは意味無しなのでなるべくお手軽に似せるべく、工作開始。

こういうのは、木を削る、粘土・パテで造形・フレームから再現して布の幌まで作る等色々やり方は有るが、畳んだ支柱は結構良く出来ているから使わにゃ損から始める。ソフトトップの素材は、手元に有った0.1mmの板重りが使えそう。枠(芯)はプラ板と半丸プラ棒で作り構造部材として土台を作り、はみ出しを表現するためキットの支柱に切れ目を入れた。

ソフトトップは車体後部にしっかり固定されているので板重りを貼ってそれらしく。

こっから先は写真を見ながら現物合わせ、切った、貼った、やり直しで作るだけ。で、しばしの格闘と妥協の末こうなった。薄い鉛板の扱いは結構難しかった。ちょっと角が立ち過ぎに感じるが素材が素材だからこんなもんか。タミレリの巻幌よりはソフトトップ感は出ていると思う。

さて、砂漠色はどうするか、グレーのまま、ロシア戦線にするか。又しばらく、思案時。

コメント一覧

辻堂ジップ
dmurai4633jpさん、おはようございます。
こちらも早とちりだったかもしれません、お気になさらずに。タミレリの経緯、ご推察の線がありそうだと思います。餅は餅屋、不得意分野はお互い様と言う事かもしれません。これからも、よろしくお願いします。
drmurai4633jp
辻堂ジップ殿、こんにちは😃
いえいえ小生の言い回しが誤解を与えてしまいましたね‥wすいません。
イタレリは仰るとおりマイナーないろんな機種を発売しており精度もまずまずで大好きなメーカーですw
ただタミヤとはあまりにもメーカーとしてのスタンスが違うというか‥なんていうのか‥思想が違っていると思うのですw
‥まぁでもだからこそ協業が出来るということでしょうか?
いずれにせよイタレリは好きなメーカーのひとつです!!
大変失礼を致しましたことお詫びします。
辻堂ジップ
@drmurai4633jp さん、おはようございます。
イタレリ(タミレリ)には何か嫌な経験をお持ちのようですが、こんな渋い、売れそうにない模型を数十年前に発売していたメーカーと言う事で、一つ穏便にお納めください。確かに1/72のタミレリ飛行機は箱を替えただけで中身は古いイタレリですが、輸入品では望めない値段ですし、他社では望めないマイナーな機種は有るし。あー、私、けっして、タミヤの回し者では有りません。
さて、このホルヒですが、余計な事をしなければ、パテ無しで、さっと組み上げられるキットで、苦労のほとんどは自分で蒔いた種です。
drmurai4633jp
辻堂ジップ殿、ホルヒ、とても渋いソフトスキンですねー。
サンゴーはほぼ作ったことがないのですが‥苦笑、やっぱり造形もフィギュアもイイのでお部屋のスペースが許せば作ってみたいのです(^^)
しかしタミレリは微妙なのが多いですよね、いまだにタミヤが何故イタレリと組んでいるのかがよくわかりません‥(^^;;;
苦労が絶えないと思いますが、是非完成を待ちわびております。
辻堂ジップ
クラキンさん、有難うございます。ランナーのままで見た時は何の違和感もなく、おータミヤ、ちゃんと直したか位に思っていたはずです。立体にして、おやと感じたのは河口湖で見たベンツの記憶などが有ったからかもしれません。その先が今時で、有る方が「昔は1,2枚の写真のために高価な洋書を買ったもんだが、隔世の感が有る。」と書いていましたが、ちょっと探すとずばりが見つかり、ちょっとあせりました。とりあえず形に出来てほっとしています。
クラキン
幌の製作は「なぁ~~るほど・・・」で目からウロコです。
確かにテントじゃないんだから、こんな巻き方になるはずはないですよね。
自作されたものの方が遥かに現実味があります。
私なら、テントみたいに巻いてあるので何も疑問に感じずに作ってしまいます。
こういう所は実物を想像して考えることが大切ですね。
勉強になりました。
辻堂ジップ
hajimeさん、おはようございます。
タミヤのホルヒ、ややこしいですね、はもっと軍用車然とした奴ですね。私も昔そのまま作りました。もしかしたら、箱絵もしっかり見なかったのかもしれません。
この趣味、知らなかった方が幸せな事も多々有るようです。(自身を振り返りつつ。)だから、まずは、楽しむ事にしてます。
hajime
タミヤのホルヒを作ったことがありますが、タミヤはTYPE 1aとなっていてイタレリとはボンネットの形状が違っているようです。考えてみれば同じ車種は出すわけないですよね(笑)。
ちなみに幌は何も考えずにキットのパーツをそのまま使いましたが、今更ながら箱絵を見ると辻堂ジップ様の改造が正解の様です。
全然気がつかない自らを反省しておりますが、反面知っていてもそのままにしてしまうだろうなあとも……。
辻堂ジップ
黒猫2号さん、おはようございます。
AFVでも柔らかめが好みなので、こういうのも登場となります。要は節操がないだけです。
模型を棚に上げておいても牡丹餅は無いようですが、間をあけると、急に模型の神様が下りてくることは有りそうです。今回も、どうしようかと悩んでいる内に、あれ、あの板重りで行けるんでないの、と閃きました。
幌の作り方、何かの折にお役に立てば何よりです。
黒猫2号
おはようございます、辻堂ジップ様。
最初、ホルヒが登場したのには驚きました。
ほろの製作、とても参考になります(^^)。
後部ソフトトップの板重りが実感満点です、市販のエッチングパーツかと思いました。
棚に上げていたからと言って、棚から牡丹餅とは行かないのですね。
私はAFVから足を洗った時に、一旦全てを処分したのですが。
出戻ってからまた在庫が増え始め(主に72のヒコーキ)、積プラ第二波到来中です(笑)。
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