励まされ再開したコルベット。もう「8」か二桁は確実だ。大きい物を作る時は出来るだけ小分けにしてベンチで作り、広い所で合体させるのが定石なので船体が一段落した後は艦橋、砲架等をばらばらと手がけてきた。
再開一歩は煙突部分。ここは別売部品も買ったことだし、やらぬわけには行かない。塗り終わった煙突に蒸気管、汽笛、梯子を付けて基部に取り付けた。やはりPEの梯子が手間で、やっと慣れた半田を使ったが長くて薄い板の芋付けは難しい。3枚の板を瞬間も使ってなんとか梯子にしてやった。菅類は銅線などで括って所定の穴に固定という指示だが、より見栄えの良い0.5mm幅の洋白薄板が手元に有ったのでそれを使った。
部分毎に仕上げるのは良いのだが、まとめると見えなくなる所にまで手を入れたくなったり、そういう場所なのに手際の悪さが気になったりする。と言う訳で、久し振りに船体に各部を乗せてみた。おー、にわかに船らしいぞ。調子に乗って、塗っておいた備品入れをぱかすか付けて行ったが、何か違う。
どうやっても、HMCSスノウベリーを100%再現するのは無理なのは承知、でもなるべく似せたいのがモデラー、数少ない不鮮明な写真だけをよりどころにでっち上げているの程度なのに、違和感有りだ。どうも機関室辺りのレイアウトが古い船のそれのようで箱が多すぎる。だから、シルエットがイメージに合わない、ただちにむしり取る。船尾の爆雷架も古いタイプのようだ。背が高すぎだし骨太過ぎるしで当初作り直そうかと思っていたが、高さを詰めてやったら結構おさまってくれた。3歩進んで2歩下がる、か。
改めて、良く見たつもりの写真を見ると直した方が良さそうな所が、有る。全体のバランスを見つつ、安易な方向で考えよう。模型は出来てナンボやからな。