アキュレイトのドーントレス。ここのは何種類か買っては有ったが、中々完成には至らなかった。要は貧乏性ではある。値段相応以上に細かい分割なのだがその割に組精度が今一なのもなかなかできなかった理由の一つ。
懇切丁寧な組説は、よく読むと「こんなの出来ないよ。」とか「能書き通りじゃ無いやんけ。」とぼやきそうになる所も有るが模範的。この辺は同社F3Fも同じだ。
胴体に臓物を収めると一段落。そう、結構気を使う箇所が多い。我が家のキットのプラはちょっと透け気味で、国産のそれに比べ流し込み設着剤の効きがひと呼吸遅く、付けたつもりが、付いてなくて時々あへっとなることが有った。一息入れて翼に移ると上側のダイブブレーキの幅が結構足りない。そのままでは見っともないので端を少し伸ばしてやった。せっかく、穴が綺麗に明いていて嬉しかったのに。
さて、キャノピー。開閉両方、付いているのは丸。閉の方は特に問題はなさそうだ。ただ、ドントレスらしいのは前全開、後ろ全開。そうしようとした途端、参ったぞ。模型化すると厚くなるのは仕方がないのだが、重ね収めの構造なので絶対収まらない。あちこち削って、削って、もう少し削っていたら,銃手キャノピーにひびが。仕方が無いから閉めるかなとも思ったのだが、「らしさ」に未練が有り、閉キャノピーを刻んでみたり、ひびキャノピーをフューチャーワックスに漬けてみたり、しばし悪あがき。予想通りワックス作戦は若干の効果は有ったが、薄いせいも有りひびが伸びたりして没。結局、閉キャノピーを切って後ろ半開で手を打った。打っては見たがやはりパイロットキャノピーを開けるには下になる方の枠を削って、削って、で大変だった。
珊瑚海艦戦、レキシントン搭載機。上面のブルーグレー(ソリッドカラー)は少しガルグレーを足して退色感を出してみた。付属デカールはこの機体だけ。ちとさびしい。
部品で見ると凄い模型なのだが、前述のダイブブレーキとかキャノピーのような所がそこここに有って一気呵成には作れない。でも、出来ると適度に稠密感が出て良い感じになった。ピトー管は折れていたので真鍮線で作り直し。基部のフェアリング、昔は半田を盛ったりしたが今はプラの細片をアンコにして瞬間パテを盛るので削るのは各段に楽になった。小さい三角もプラの切り出し。こっちはアクアリンカーで止めてある。
オマケのパイロット達。向かって左から、タミヤのセット、マイクグッド(多分)、モノグラム・デバステーター付属。ライフベストが違っているのは時期の違いで、どれも良い出来だ。ついでに、珊瑚海コンビ。デバステーターはモノグラム。