しばらく、模型屋ページを良く見ていなかったせいで気付かなかったが、タミヤのラッカーの新色にDAK色が2色出ていた。長らく、ドイツ軍はグレー以外は全部ダークイエローだよ、の塗装指示を貫いていたタミヤがやっと改心したのか、何が有ったのかは知らないが気になる新色。ついでに、ダークイエローも改良(?)したよ、との事なのでまとめて購入。
アフリカ軍団の色については、「基本良く判らないが」から始まって「いずれにせよ、日焼け・退色・風化が激しく----」で締められる事が多かったが、大体通説はまとまってきたようで、タミヤの色もそれらしい色味になっている(はずだ)。暗い方、LP76は、汚ねーと思うがチュニジアの英軍シャーマンの泥色に通ずる色で説得力はある。明るい方LP77は、ハセガワのP-40Nの上面に使いたい色。関係ないか。ハンブロールの63番を少しく澄ませた感じ。尚、暗い方は短命で1年足らずで明るい方に変わる。きっと、現地の景色に合わなかったのだろう。
ダークイエローは、スプレーの色と違いタミヤエナメルに似た色で、これも、迷彩色なんだよなーと納得する色味だった。どれも、そのままでは模型に塗るにはちょっと暗い感じか。
何色にするか迷っていたホルヒ。新色に押されてDAK色に。とは言え、急ぎアフリカに展開し、グレーはまったく迷彩にならない事に気付き、とりあえず泥をシンナーで溶いて塗った頃の姿を再現するように下塗りした訳で、ここにラッカー系を塗ってしまっては、剥がすに剥がせない。だから、タミヤ新色を参考にタミヤエナメルを調色してやった。肌色ベースにフラットブラウンで概ね似た感じになる。後は好みで明暗濁りを付ける。同じ色にする必要は全く無いのが、肝。
タミヤエナメルの弱さがこういう仕上げに向いていて、乾燥後綿棒にエナメルシンナー付けてこすってやると、どんどんはがれる。やり過ぎたら吹き直せばよい。久しぶりにエナメルを吹いたがうまく薄められたのか季節が良いのか、低圧でも吹きやすく、詰まることもなかった。
フロントウインドウは、せかっくタミヤが新調してくれたので、楽してカバー付きにするつもりだったが、気が変わりガラスをプラ板に換えてカバー無しに。窓の埃はマスキングして艶消しクリアを吹いた。
バックミラーにはハセガワのミラーフィニッシュをパンチで打ち抜き貼った。確かに塗るよりらしくなる。後、ラジエターグリルに余りもののお守り(蹄鉄)を付けて、ちょっと、お遊び。