[おしらせ]銀座平野屋Hp(新ver)こちらです→★
皆さま。おはようございます。
大雪が降る予想の連休とバレンタインデーも無事(?)終わったので。。。
大変おまたせいたしました!
今日の記事は、前回のたばこ入れと同時にご紹介したかった
「年末の片付けの逸品」です←こういう名前のものじゃありませんよー
銀座平野屋には普段お客様の目にはふれないけれど、素敵なものが数々ございます。
それは江戸からの粋を伝える物であったり、先人の技や美を伝えるものであったり様々です。
その中で銀座平野屋には、先人の技が光る逸品もございます。
『植物紋古渡更紗地 利休形たばこ入れ』
(上)叺(かます)
(下)きせる筒
銀座平野屋でお馴染みの古渡更紗で仕立てられた
(右)タバコ入れと(左)キセル筒です。↑写真の色が少し暗めです
✳︎「叺」と「きせる筒」を合わせて「たばこ入れ」と言います。
叺もきせる以外の、刻みたばこや火打石などの道具を入れるため
「たばこ入れ」ということがあります。
同じ名前からくる混同を避けるため、上の形状の袋を「叺」としています。
中央の金具のような部品は「コハゼ」といいます。
これで止められるようになっています。
ちゃんとカチッと止められる金具がしっかりついています。
(写真を撮ってないので、お見せ出来ずごめんなさい)
これも当時の職人の素晴らしい仕事です。
このタバコ入れは当時の茶人が好んだ「利休形(りきゅうがた)」と言われる単純な四角い形の嚢物(ふくろもの)です
茶道をする方が持っている数寄屋袋にちょっと似てますが、
数寄屋袋よりも小ぶりで、細長いですよね。
細長い筒状の袋は、たばこを吸う為の道具である煙管(きせる)を入れる袋です。
「きせる筒」と言います。
筒状のきせる筒と、叺はお揃いの布で作られていますので、
当時の珍しい古渡更紗を愛でたい!とこだわって作られたのかなあと思います。
エキゾチックな生地の小物を持って
こだわりのお洒落を演出していたんですね。
「たばこ入れ」については、
過去の女将ブログでも度々紹介しておりますので、
是非ご覧ください!
★以前の記事はこちらから
→「鉈豆型煙管入」について
久々に銀座平野屋らしい記事を書く機会に恵まれ、
大変嬉しかったです!
また先人の素晴らしい逸品をお見せできるといいなあ。
さて最後にお知らせです。
3月2日より熊本鶴屋にての催事が決定しました!
近日中に詳細をお知らせできると思いますので、
今しばらくお待ちくださいね!