銀座平野屋女将日記

銀座平野屋210年のあゆみと老舗女将の嫁日記

酒袋ってご存知ですか?

2017-06-01 | バッグ・小物
皆様、こんにちは。

ゆるゆる更新の平野屋女将ブログです


現在小倉におります。

5月31日より小倉井筒屋さんにて「大江戸展」を開催しております。

本館8階催事場での開催です。

お近くの方は是非お立ち寄り下さい。

皆様のお越しを心よりお待ちしております

チラシに出ていたあのバッグも・・・



突然ですが「酒袋」ってご存知ですか。

「酒袋」は「さけぶくろ」ではありません。「さかぶくろ」です!

酒袋は、造り酒屋でもろみを入れてお酒を絞るのに用いた袋です。

平織りの厚手の布に、柿渋を乾かしては塗るという作業を繰り返し、丈夫な布になります。

現在では機械化がすすんで酒袋を使って酒を絞る酒蔵は少なくなっており、酒袋も稀少なものとなっています。


銀座平野屋ではこの貴重な酒袋を使用して、オリジナル商品を作成しております。


まずは1つ目。

『酒袋更紗バッグ』です。



このバッグは古渡り更紗と酒袋をパッチワークにして、オリジナルのバッグを作成しました。

地厚の酒袋に薄出の更紗生地。

この性質の違う2つの生地を縫うのは大変な労力で、職人の見事な出来映えを感じて頂ける一品だと存じます。

一つ一つパッチワークの柄が異なるので、気に入ったバッグに出会えるかもしれませんね。



そして2つ目。



『酒袋革佐賀バッグ』です。

このバッグは革佐賀を使用しました。

こちらもオリジナルバッグで、銀座平野屋スタッフの素材へのこだわりを見て頂けるとうれしいです。




『酒袋札入れ』は男性の方がご愛用される事が多いようです。使えば使うほど味わいが出てくるとのこと。





天然の素材を使用しているので、素材に元からついている傷やシミも趣きがあります。

さらに経年変化も起こって、より味わい深いものになります。

長くご愛用して下さっているお客様からは、この変化を楽しむのも

この酒袋の醍醐味だと伺っており、私共も大変嬉しく思っております。



今回ご紹介の『酒袋更紗バッグ』は現在開催しております小倉井筒屋さんの「大江戸老舗店」でも取り扱っておりますので、

是非お手にとっていただければ幸いです。(6月6日(火)まで開催しております。)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿