銀座平野屋には普段お客様の目にはふれないけれど、素敵なものが数々ございます。
それは江戸からの粋を伝える物であったり、先人の技や美を伝えるものであったり様々です。
その中で銀座平野屋には、びっくりするくらい小さいものもございます。
まずは「けん玉」
「けん玉」材質は象牙と、玉の部分が堆朱(ついしゅ:漆を塗り重ねて文様を彫り表す技法)です。
その大きさはわずか(左)1.5センチ(右)2.1センチ!
小っちゃい!
こちらは「瓢箪」
「瓢箪」本体は象牙です。大きさは約3センチ。根付として使えるのですが、
驚くべきは1センチ足らずの穴の中身!
1つのさいころに6つの瓢箪(小さな中身の瓢箪5つと外側の1つ)。「一切無病」といったところでしょうか。。
なんとさいころの大きさはわずか0.4センチ! 瓢箪は0.5センチ!
小っちゃい!
そして「下駄」
「下駄」本体は象牙。鼻緒は堆朱です。大きさはなんと!(縦)0.8センチ(横)0.4センチ (高さ)0.4センチ
小っちゃい!
3つ並んでも
わずか3センチ弱! ((左)象牙/下部と鼻緒が堆朱。 (右)本べっ甲)
小っちゃい!
もう本当にびっくりするミニチュアの世界です。
これを扱う時、あまりの小ささに手が震えます
そして、こんな素晴らしい作品を作る職人さんの遊び心と技術の高さに驚嘆してしまうのです。
今日ご紹介した小さなもの達はごく一部です。まだ写真整理中なので後日またご紹介できたらいいなあと思います。