小林麻央さんが、ブログで、ご自身の乳ガンステージを明かされました。
「ステージ4」という、深刻なものです。
でも、彼女は、それがどんなに厳しい状況かをわかっていながら、“絶対に治そう”という強い気持ちをもっています。
そして、5年後、10年後、いえ、30年後、40年後も“生きていたい”と、心の叫びを発しています。
一般論でいえば、ステージ4でガンを治すのは非常に難しいと思われています。
それでも“治したい” “生きたい”というのは、彼女の心からの正直な思いでしょう。
私も同じです。
「ガン」という病気でよく使われる言葉に「ステージ〇」「5年生存率」「10年生存率」などがあります。
私も、検査や手術を受けた医師に、自分のガンについて説明を受けたとき、その言葉を言われました。
正直、その言葉は聞きたくなかった。
自分のガンが、「ステージ〇」のように機械的に当てはめられるのには納得がいかなかったし、「5年生存率」というと、“5年しか生きられない”みたいで、その言葉は、絶対、耳にしたくなかった。
手術後、私のステージがわかったとき、医師に「〇〇さんと同じステージの人で5年、生きている人は何人もいますから、がんばりましょう」と言われました。
ショックでした。
私は、ガンでない人たちと同じように、ずっと生きていくつもりでいたので、その言葉を聞いたとき、“それ以上、生きられないってこと?”と思ってしまい、奈落の底に突き落とされたような気持ちになりました。
彼女のブログを読んで、私はどうしてあの時、彼女と同じように「私はもっと、ずっと生きるつもりでいます」と医師に言わなかったのだろうと、後悔しました。
ガンになったからといって、5年、生き延びるのではなく、きっちり“治して”、ずっと“生きたい”のです。
彼女が、ステージ4という状況で“治したい”と医師に言うのは、本当に勇気がいったことだと思います。
その強い気持ちをもって、一歩一歩、先に進んでいこうとしています。
最近、ガンの手術ができたという報告もありました。
まだまだ厳しい状況だとは思いますが、ブログで発していた“奇跡”を起こして、彼女が「ガン」に勝てることを祈っています。