ルッツ 2008年10月12日 | マルタ共和国 都会を離れ、港町マルサシュロクを訪れる。漁港には鮮やかな青に黄色と青で縁取られた小舟が沢山浮かんでいる。 ルッツと呼ばれるこの船には、目ん玉がついている。 この目は紀元前800年頃、この島に到来したフェニキア人に遡る。海難から船を守るという伝説があるという。 穏やかな波間に浮かぶルッツを眺めていると、あっと言う間に時が過ぎていく。遠い昔の伝説が、現在まで守り続けられた理由がわかる気がした。