「たとえどんな小さな組織にも人間が集まる所には、必ず官僚が生まれ、権力争いが生じる。
権力による派閥ができるんだ。しかも権力は必ず腐敗する。
まるで流れの止んだ濁った泥沼のように。
それはどうにも避けられない人間の本能でもあるかもしれない」
「泥沼に人は生きられませんわ。
いつかきっと窒息してしまいます。
川のように水は流れて行かなければならないでしょう。
そんな時代はそう長く続きませんわ。
いつか人間は、自分のしたことへのしっぺ返しを受けます」
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「人間が人間らしく生きるためには、どうしたらいいのでしょう?
自分に正直に生きるって、どういうことなのかしら?」
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小説「羊の群」
God Bless You ❣