心待ちにしていた東京オリンピック開幕、じゃなくて4連休w
この連休は沢中泊で行く沢登りを計画していた。
10日前から天気予報を日々チェック。すると当初、晴れだった予報が次第に悪い予報へと変わってきた。
3日前、4連休の雨がほぼ確定的(涙)
念のため隣県の天気予報を確認してみると、熊本と大分は晴れでなんと宮崎だけが雨!!
ということで、計画を変更して九州脊梁を越えて熊本県の川辺川水系の中道谷(五木村)に行くことにした。
今回のメンバーもミドリマンさん、Kさん、僕の3人。
7月22日(木・祝)
14時半に宮崎市内を出発して、17時前に「道の駅子守唄の里五木」に到着。高千穂から来たKさんとここで合流。
温泉に浸かってから車中泊できそうな場所に移動。
トイレあり、水あり、水銀灯あり、近隣に人家はなし。場所的に炭火と焚き火は自粛。
最初のうちは水銀灯の灯りもあっていい場所だとか言っていたけど、そのうち尋常じゃない羽蟻が集まってきた。食い物や皿が全部ゴマをふりかけたみたいになってる。
ミドリマンさんは「たんぱく源」とか言って気にせず食っている。
Kさんは「アヒージョ(黒いスキレット)には虫は入ってないよ」とか言って食ってたけど、そ、それも見えないだけじゃ・・・
たまらず、ハイエースに避難して二次会。12時に就寝。
22日(金・祝)
朝方、蚊に2、3か所刺されて羽音で目が覚めた。隣のミドリマンさんはいつものことながらぜんぜん刺されてないらしい。どうして?
朝食はいつものうどん
それに加えて、夜食べるはずだったビッグハンバーグ。もう胃袋パンパン。
なんかもうイベント終わった感が漂うけどこれからが本番。着替えて入渓地点へ。
Kさんの車を下山してくる所に回してから入渓場所近くへ。山間を抜ける橋が連なる道路脇に1台の駐車スペースを見つけた。
入渓地点はこの橋の下50メートルくらい。
橋から空中懸垂して川辺川本流に下り立った。ウソです。
少し下流の対岸に中道谷が注ぐ4メートル滝があった。本流の強い流れを横断してから滝に取り付いて入渓する。中道谷は入渓するまでもちょっとしたハイライトだ。
谷に入るとゴルジュが続いた。
ゴルジュ特有の薄暗い陰気な雰囲気が漂う渓相だが、登れる滝や極細ゴルジュが連続して楽しませてくれる。
ゴルジュだから高巻きからの復帰も場所によっては容易じゃない。
ゴルジュの中の滝は水の流れが一点に集中するのでパワーが強い! 高低差はわずかでも水圧と戦わないといけないから体力を消耗する。
1メートルゴルジュを進んだ先には・・・登れない滝があった。左の壁を脱出。
こんな谷底じゃ休憩できそうなところもないからただただ進む。
ようやく空の光が谷に届くようになってきた。
ゴルジュを抜けた。標高500メートル付近。地図を見るとまだ脱渓予定地点の3分の1くらいまでしか進んでいない。
一息入れて、さて第2幕行きますか! ところがこの先はずっと単調なゴーロ歩きが続いた。
どうやらこの沢の遡行価値があるのゴルジュの中だけみたい。この後は10メートル滝が1つあっただけ。
標高720メートルの谷と杣道が交差するところで脱渓。杣道は獣のお陰でまあまあ歩けるくらいに原形を残していた。
杣道から廃道と化した林道に合流して、それを下って行くと数年前の遡行記録に載っていた廃車が今もあった。住居跡と思われる所に1972年頃のダットサン620(ミドリマンさん、Kさん調べ) おー僕とほぼ同い年!
しかし、この道、昔は車が走れたのね。今ではとても考えられん。
ここから50分ほど下ってKさんの車をデポしておいた地点に無事帰還した。
お疲れ様でした!!
ということで、ミドリマンさんの車の所までもう少しだけ歩いて、ホントの終了
駐車場8:20 中道谷入口8:45 脱渓11:30 ダットサン12:15 下山完了13:05
次こそは晴天アッちっちの状況でドボンしたいです!
こうなると次回もハプニングを期待してしまいます笑
笑えるハプニングなら前夜祭のいいネタになるからいいことないでしょうか♪
偶然手足を置くところを見つけたとか、たまたまイメージしたルートが良かったとか、ほんのちょっとの差ですね。
さすがに沢泊のときは晴天のくそ暑い日になってほしいですねー