復興は確実に進んでいます。
この写真でもわかるように、新しい建物がすごい勢いで建っている。
しかし、整地が進んでいない地域は未だ更地のまま。
塩分を含んでしまっているので、作物も育たない。
これによって、再建のめどが立たない地域の人、それも資金の見通しが立つ人は
次々に内陸側に土地を求めて新居を築く。
したがって、(ここが問題なのだが、)災害を免れた地域は人口が急激に増加し、
自然、スーパーや飲食店等、売り上げが前年度比150%を超える好況を生んでいる。
もっと細かいところでは、同じ町内に住んでいながら、壊滅的打撃を受けた家と
無傷の家が存在するのが現実。
こうした背景による感情的なもつれが復興を遅らせる深刻な問題なのだという。