長男合流

2013年03月10日 | Weblog

仙台3日目の夕方、高校の卒業式を終えて間もない長男が合流した。

4日目は朝からレンタカーを借り、まずは青葉城址に挨拶。

それから一路、陸前高田市へと向かう。

 

震災当日、偶然家でTVに写る惨状をリアルタイムで見ていた彼は、

もともと被災地への関心は少なくはなかったようだが、

やはり現実の姿を目の当たりにすると言葉を失い、

無残に残された小学校の姿にただ立ち尽くしていた。

そして場所を気仙沼市に移すと、陸前高田市同様、街ごと更地に。

がれきがかろうじて片づけられていることがせめてもの救いか。

しかし、いまだあちこちに被災の爪痕が。

今回の旅が今の彼に与えた衝撃は小さくはないだろうが、

こちらの思いは少し違う。

 

これから先、生きていくうえで、どこでどのように思い出すか

わからないが、何年後に思い出すのかわからないが、

いつの日か、何かの道しるべとなってくれることを密かに願う。

 

自分にできるささやかな卒業祝いだ。

 

余談だが、陸前高田市に向かう車の中、(今の時代は、

スマホがあればどこからでも確認できる便利な世の中に

なったものだが、)第一志望の大学の合格を確認できたようで、

遠く島根県での一人暮らしがはじまることになった。

コメント (8)
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