うつだった人間が書く岩波先生のことと克服までの道のり

うつ病を根本解決できた佐藤のブログ。鬱病克服経験談、精神医療や抗うつ薬治療への提言、岩波英知先生の革命的手法の口コミなど

【不安、焦り、落ち着きの無さ】うつ病克服ブログ SEの仕事は鬱病と神経症になりやすい その回避方法とは

2009-09-01 | SEという仕事やテクノ依存症 =仕事と大うつ病の関係
 SEの仕事の大変さと過酷さは、環境がめまぐるしく変わりやすい点もあります。
これからもシステム・エンジニアのストレスを被りやすい環境について書いていきたいと思います。

 技術職だけど、自分の持っている技術が、次の仕事に適用できるかわからないという不安があります。
そのプレッシャーとストレスは、自分の技術が通用しない時、焦りを生じます。
常に勉強しなければいけませんし、これが心身共にすり減らしてしまいます。

 上や仕事先でのプレッシャーと期待に応えるために、自分の限界を超えて頑張らざるを得ません。
そうして、鬱病になってしまう下地ができてしまうんです。
みんなきつい思いをしていました。

 技術・知識を持っているから自信を持って仕事にのぞめるはずなのに、技術と知識が中途半端にあるばっかりに逆に苦しめられてしまう構図があります。
専門用語が飛び交うので、相手が言っている意図が知らない専門用語によって、その理解を妨げられてしまいます。
そこに行き違いが生じるし、大変な仕事です。
人間関係がめんどくさいのに、ちゃんとはっきり伝えないといけないし、お互いの意思のズレが生じたらアウトですから。

 そういうときは正直に知らないことをきっちりと相手に伝えた方がいいです。
知ったかぶり、わかったふりは自らの首を絞めます。
僕もプライドが高い方(まあ下手なプライドってやつだけど)だったから、当時よく知ったかぶりして、あとでひどい目にあったことがたくさんあります。

 知らないことを自分の勉強不足として自責の念に駆られるより、一時の恥と信用がなくなるぐらい関係ない、自分はこれから覚えるんだ、というふてぶてしさが必要だと思います。
お世話になった心理セラピストの岩波先生が、もし自分の立場ならばどう対応するかを想像し、それを念頭に置くようにしてからは、一時の恥でも正直に聞こうと思いました。

 岩波先生は、すごくタフな人で、恥をかいても『それがどうした』『勝手に笑ってろ』的な発想が出来る人です。
人に笑われても、けなされても『勝手に言ってろ』と本当に思える人で、とにかくメンタルタフネスは相当なものがあります。
気持ちの切り替えも早く、悩みを悩みとして脳が認識しないぐらい訓練されていて(昔は悩んでいたそうです)、僕から見たら精神的な巨人という人ですね。

 岩波先生の心理脳内プログラムを受けて、過程の段階で自分にマイナスが降り注いでも、結果を出せばいいと言う考えに切り換わりました
そうやるとストレスも減ってくるし、逆に自分に自信を持てるようになりました。
自分を主体的に生きることです。
人や仕事に振り回されていたら、また鬱病が寛解・回復して復職しても再発しかねません。

 僕は立派な成果を上げている人や人から大きな信頼をもたれている人を浮かべ(僕にとっては岩波英和先生です)、自分の立場だったら? と考える癖をつけるようになりました。
客観的に自分を見れるし、とてもいいと思います。

 職場の環境でその人の一生が左右されている現実があります。
その中でもせめて、自分が周りに振り回されず、主体的に生きていれば、絶対認めてくれる人がいます
常に相手の考えに振り回されていて、それにあくせく苦闘していたら、ますますそいつは図に乗るでしょう。増長します。
そこでひたすら我慢すると、病まない心も病んで来るに決まっています。

 上は特にシステム・エンジニアを使い捨て感覚で雇用しています。
代替は他にいると。
消耗品だと思われているからこそ、しわよせが来た人から真っ先に鬱病になっていきます。

 いつまでも消耗品扱いされているなら、思い切って職場を変えてしまいましょう。
それか人を使う立場になるかです。
僕は今もIT業界に身を置いていますが、消耗品扱いされる立場にはいません。
かつての奴隷状態とは比べものにならないくらい、仕事に対して充実感を得られるようになっています。
それはかつてよりも主体的に生きているからだと思います。

 自分が主体的に仕事ができている時は、とても気持ちに余裕とハリがあります
仕事はこうあるべきだと思いながらも、それができなかったから鬱病になったことを考えると、環境や自分の思考って大事ですね。