うつだった人間が書く岩波先生のことと克服までの道のり

うつ病を根本解決できた佐藤のブログ。鬱病克服経験談、精神医療や抗うつ薬治療への提言、岩波英知先生の革命的手法の口コミなど

【死にたい、消えたい】うつ病克服ブログ SE・プログラマの仕事と鬱病体験談

2009-08-17 | SEという仕事やテクノ依存症 =仕事と大うつ病の関係
 なぜ僕がコンピューター・ノイローゼとかテクノ・ストレスといわれる状態からノイローゼや鬱病になったかっていう考察(いわゆるルーツ分析)の続きです。
前にもSEやプログラマの仕事の過酷さを書きました。

職場や仕事のストレスで鬱病になる人は一番多いです。
一番の原因は仕事環境の苛酷さ、人間関係ストレス、異動の際の激変によるストレスにあるというデータがありますが、特にSEやプログラマの仕事はノイローゼになる人が多すぎます。

 SEやプログラマは時給換算するとそこらへんのバイトよりも低いじゃないかっつーくらい。
僕は望んでなった仕事だけど、ストレスが凄いです。
それにストレス受け流すことが元々下手な人間でしたもんで、心病んでいってしまいました。
感情的抑圧のはけ口を見つけることが下手な人がよく就く職業かもしれません。

 それに職場の人間関係はやっぱりあります。
これはどんな仕事でもついて回ることです。
職場の人間関係でも悩んでしまうと、やっぱり鬱病になりやすいですよね。

 僕の会社が特にそうだったのかもしれませんが、休職が多かったなぁ。
人のことは言えませんが。
大体休職する人は鬱病がらみが多いです。

 うつ病治療や休養を経て後、復職しても過酷な仕事にはついていけないから、辞めることになってます。
でも、会社仲間のその後は派遣社員として、同じような仕事をしています。
正社員だった頃と比べてあらゆる面で待遇が劣っているため、更に自信喪失になる、ストレスを被る、ということを鬱病再発となった人から話を聞いたことがあります。

 鬱病だけでも地獄の苦しみなのに、仕事の悩みは別にあるし、いろいろプレッシャーと焦りと将来への不安でますます抑うつ状態がひどくなってしまいますよね。

 なぜまた同じ過酷な仕事をしようと持ったの?と聞くと、それしかできないからだと彼は言っています。
技能を持っているゆえの悲劇ですね。
いまさら営業なんかできないというし。

 それでも、SEマネージャーともなると、かなり立場が違ってきますけど。
僕は運良くSEマネージャーになれたから、今があるのかもしれません。
 SEマネージャーと言っても仕事内容は過酷なものもあるので一般論ではないですが。

 SEは現代の奴隷とも称されます。
昔の奴隷の人たちは鬱病にならなかったのでしょうか? 肉体労働はなりにくいのか? ここも考察を今後していきたいです。

 もしまわりにSEがいたら、いたわってやって下さい。
励ましの言葉はあんまりよくありません。
けっこーみんな精神的にも肉体的にもギリギリ頑張っているのだから

 うーん、パソコンやネット、ゲームって人の心を蝕んでいきますね。
とても楽しいし、便利だけど、人が振り回されていると思う。
僕のセラピストの岩波先生という人がよく言っている「本能を大事に、エゴを満たす生き方をしろ」という言葉とは正反対な生き方になっていると思います。

 コンピュータ相手だと本能を使わない。
ゲームで死んでも本能的な恐怖を感じない。
ストレス発散できるゲームもあるけど、それだってずっとのめり込んで続けていたら、ストレス発散ではなく、ただの逃避行動になっていますから。
逃避行動って、どんなに楽しめたとしても、やっぱり逃避だから、結局は抑圧が溜まっていくんですね。

 もっと全身で喜びを味わえることが、ストレスから逃れるためには必要でしょう。
そうしたら内にこもって鬱々とするのはますます精神的によくないですね。

 テクノ依存症は鬱病と密接に関係しているので、もしのめり込んでいるなら、摂生できるうちに切り上げて(ゲーム、ネットを辞めろという意味じゃないですよ)、別のストレス発散のはけ口を探した方がよいようです。

 ずるずるぐだぐだと時間が無駄に過ぎてしまうのが人間なんですが。
でも、鬱病になってしまうよりもマシでしょう。
自戒の念を込めて書いています。

 要はストレス発散を健康的にすることですよね。
最近は僕もトレッキングや山登りを始めて、精神的にもハリがありますよ。
でもネットもゲームもはまるとはまってしまいますよね。