あの日から３０年

５２０人の尊い生命が失われた大事故から３０年になりました。

あの当時、私は高校２年生で事故を報道し続けるテレビの前から身動きできなかった事を今でも覚えています。
３０年経って、私も年齢を重ね、当時の私の年齢より年かさの子どもを持つ身となりました。

家族を亡くされたご遺族の方々もご高齢の方が多くなり、戦争と同じように風化を心配する声も出てきていますね。
事実、昨年までは事故や慰霊の日の事を報道する記事も年々小さくなってきていたような気もします。

事故当時、救出活動に携わった消防団員の方のインタビューが夕刊に掲載されていました。
事故直後の悲惨な状況と、生存者の救出状況を語り、そして「戦争と一緒。体験者が長く伝えていかなければ。再び悲惨な事故が繰り返されないように」と言う言葉で結ばれていました。
私は直接的には体験してはいないけれども、あの状況を見聞きした者として、少しでも語り継ぐ事が出来れば…その思いで今日のこの日、この記事を書きました。