未亡人の独り言

夫が突然、糖尿病に。そして、膵臓癌へ…
2009年6月22日永眠。未亡人になりました。

旅立つ日 JULEPS

2009-07-05 22:38:02 | 膵臓癌闘病記
ある朝 目覚めたら
神が待ってた
命に終わりが来ると
そっと知らされた

どうして 僕だけが
旅立つのか?
運命のさざ波に
声は届かない

一番近くの
大事な人よ
しあわせだったか?
それが気がかり

もしも僕がいなくなったら

最初の夜だけ泣いてくれ
君と僕が過ごした歳月を
思い出しながら
見送って…


いつかは 誰もみな
迎えが来ると
わかっていたはずなのに
他人事のようで…

夕陽がいつもより
美しくて
知らぬ間に溢れ出す
感謝の気持ち

今まで一緒に
歩いた人よ
残して行くこと
許して欲しい

君と会えてしあわせだった

朝の空見上げ 微笑んで
僕はきっと日差しになって
見守っているよ
君のこと

もしも僕がいなくなったら
最初の夜だけ泣いてくれ
君と僕が過ごした歳月を
思い出しながら
見送って…
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最期の川 CHEMISTRY

2009-07-05 21:01:19 | 膵臓癌闘病記
なぜに空見上げるのだろう?
どこかで立ち止まる度
誰にも話せない悲しみを
心が話しかける

歩いて来た長い道を
ここから振り返れば
僕が思うよりも
輝いた日々だと教えられた

どんな時も
僕のそばで
君が共に笑った
過ぎた歳月は
何かが足りなくて…
でも気づいたのは
"愛こそがすべて"さ

「しあわせだった?」なんて
聞かないでくれ
愛しき人
腕に抱きしめて
僕が聞きたいよ
君がしあわせだったか?
終わらない道は きっとない
見送る人
涙拭いて
背中見届けて…
僕は一人きり
この川を 今 渡る


僕がいなくなった後は
時々 空見上げて

君のことを ずっと
太陽の近くで見守ってる

姿かたち
見えなくても
きっと君は 感じる

目を閉じれば
懐かしいぬくもり
そう 孤独を包む
僕は陽射しになる

どれだけ愛してたか
思い出して
大事な人
君を残すこと
それがつらかった
前へ歩いて欲しい
永遠の愛はきっとある
忘れないで
一人じゃない
離れ離れでも
君のその胸に
僕はまだ 生きている

「しあわせだった?」なんて

聞かないでくれ
愛しき人
腕に抱きしめて
僕が聞きたいよ
君がしあわせだったか?
終わらない道は きっとない
見送る人
涙拭いて
背中見届けて…
僕は一人きり
この川を 今 渡る

何も悔いはない
生まれてよかった
心からありがとう
コメント (2)
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