立ち枯れた雑草まで悲しいほど美しい冬。きんと張りつめて澄み切った大気のなか冷たい草はらを見つめていてノクターンみたいだとふと思う。フレデリック・ショパン作ノクターン第20番嬰ハ短調遺作はかなく美しく切なく波紋のように広がっていく悲しみの音色清められて透きとおっていく仄かな陽に透けてこうべを垂れる枯れ草のしん、とした切なる美しさに目も心も奪われて悲しみが透きとおっていく★STAND WITH UKRAINE・