その顔つき
表情が、
ものすごく愛らしい
ヒヨドリの幼鳥。
ほんのり広がる
ほっぺの赤
ぼさぼさ頭に
とびきりの
きらきらした瞳
長く鋭いくちばしすら
甘えているような
愛らしさ。
ヒナはもちろん
ちょっと育った幼鳥も、
子どもは
どんな種類の鳥でも
みんなカワイイけれど
正直言って
「あの」ヒヨドリの
幼鳥が
こんなに愛らしいなんて…!
もう ほんとーうに、
愛らしいのです。
見てください、この顔を。
いたいけな表情
あどけない眼差し
やんちゃな仕草
の三拍子。
これでもかと愛らしい。
ちょっと拗ねたような
ふくれたような。
どうして
こんな顔するんだろう…!
なにを思って
いるのかな。
バードバスの常連、
灰色魔女ヒヨちゃんは
オスかメスかも
不明で
いつもひとりで
やってきて
小鳥たちを追い散らし
バードバスを独り占めして
おいしそうに
水を啄ばんだり
ゆっくり水を浴びたり
していた。
濡れていないと
実は美人。
メスかな?
そんなヒヨちゃんに
「最近、連れができたみたいよ」
と、
バードバスが見える場所にいる時間が
わたしよりもずっと長い母が
言っていて
「つがい?」と聞くと、
「幼鳥かも。
ペンギンみたいな
ビッグバードみたいな子」
……ビッグバード?
@ Sesame Street
……ほんとだ
いややっぱ
ペンギン(の赤ちゃん)?
© BONNE PIOCHE CINEMA – PAPRIKA FILMS - 2016 - Photo
© Daisy Gilardini
……ていうか、
カオナシ?
© 2001 Studio Ghibli
いや待て
むしろ
魔法でネズミになった
湯婆婆の、
坊?
© 2001 Studio Ghibli
…もはや
得体のしれない生き物の
観がある
ヒヨドリの幼鳥。
↓
ちょっと縮んだ。
復元中?
↓
…まだヒヨドリには
見えません。
興奮して?
毎回
不思議な生き物に変貌するものの
基本
あどけなさ丸出しの
ヒヨドリの幼鳥。
ヒヨドリの、
坊。
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