今日、友人とショッピングモールに行っていたときのことです。
フードコートで食事をとっていたら、
突然!…2歳前後の男の子が奇声を発しました。
すごい大きな声に驚き、そちらの方を見てみると、
そこの子お母さんが、「も~」という感じのちょっと困り顔で、
にこにこ笑っていました。
そのようすに違和感を感じたのですが…。
普通なら、「どうしたのかな」「何かあったのかな」と
子どもを心配して、声をかけたり抱き上げてあげたりするか、
「こんなところで大声をあげてダメでしょ」と叱るか…。
でも、そのお母さんは笑っていたのです。
人は、小さい頃に本当の感情を出しても親や養育者に受け入れてもらえないと、
偽の感情を持つようになります。
私が関わっている子どもたちの中にも、困ると笑う…という子どもをよく見かけます。
笑ってしまうのですから、当然まわりからは気にしていないとか、ふざけていると誤解され、
結果的に怒られてしまう…と言うことも少なくありません。
ひなるほどイヤなことがあったときに、親が笑っていたら、
その子はどんな気持ちになるでしょう。
人は意外と自分の表情や態度に気づかなかったり、無頓着だったりします。
しかし、親の一挙一動が子どもの感情や行動に影響していきます。
集団の中で生活するようになると、子ども自身が身につけてきた
コミュニケーション方法で人と関わろうとしますから、
当然そこに誤解が生じてきます。
子育て中は、よく見えるところに鏡を置いて、
常に自分の表情に気を配りながら
子どもたちと接していくといいのかもしれませんね。(^^)