辺りにいい匂いが漂っているな~と思ったら、キンモクセイの花が咲いていました。
もう何十年もここに住んでいるのに、今まで気が付かなかったのが不思議です。
前回から、ずいぶんと時間が経ってしまいました。
ごめんなさい。
先日、小3になった孫が近所の子どもたちと遊んでいた時のことです。
※私には、成人になった息子3人と小学2年と3年生の孫がいます。(^^)
小3の孫には、仲良しの友だちがいます。その子も孫のことが大好きです。
孫は、その子と2人で遊びたいのですが、
近所に住む同級生の2人と年子の妹は、みんなで遊びたいと思っています。
その3人が私のところに来て、
「Aちゃん(孫)がBちゃん(仲良しの友だち)とどっか行っちゃった」と不満そうに言ってきました。
一緒に遊んでくれない2人を非難しているような口調です。
「ふたりと一緒に遊びたいの?」
と聞くと、「遊びたい」と言うのです。
昔なら子ども同士で解決したことでも、
今の子どもたちには “大人に言って何とかしてもらう” とします。
幼い頃から大人がいつも子どもたちの行動に干渉してきたため、そうなっていったのだと思いますが…。
私に、「みんなで仲良く遊ばなきゃダメじゃない」と孫に言ってほしいのだと思いますが、
「遊びたいなら、自分たちで『一緒に遊ぼう』って声をかけたらいいんじゃない?」と答えいました。
すると、
「だって逃げちゃうんだもん」との返事。
なぜ逃げられるのかは全く考えていない様子です(ま~まだ小学2・3年生ですから(^^))。
「そうだんだ~」とそこはつれないようですがやり過ごします。
しばらくして、机のところに座っていた私のところに、机の下から小3の孫がそーっと顔をのぞかせました。
言いつけられ叱られるのではないかと、ちょっと笑いながら不安そうな顔をしています。
もちろん、私は叱りません。
お昼を過ぎていたので、「お腹すいてないかい?」と声をかけたところ
ホッとした様子で顔を出しました。
言葉で伝わるのは7%。
残りの93パーセントは表情や態度で伝わります。
言葉は交わさなくても、しっかりとプラスのストローク交換(安心できる気持ちのやり取り)ができたのではないかと思います。
その後、孫は残りの3人も含めて遊んだり、また仲の良い子と2人で遊んだり‥。
言いつけてきた子どもたちも悪くないし、仲の良い友だちと遊びたいと思う孫の気持ちも悪くはありません。
子どもはついたり離れたりしながら、友だち関係(コミュニケーション能力)を成熟させていきます。
大人は、あまり干渉しすぎないようにして、その様子をそっと見守ってあげることが大切です。
子どもの行動には、必ず理由があります。
叱る前にちょっと立ち止まって、今の子どもの気持ちを考えてあげられると良いですね。