2回に、わたって丸石山の鹿による食害被害を書いてきましたが、次郎笈の手前にある尾根は如何なのか?
うっそうとしたモミの木の森がありましたが、ある一面は鹿食害の被害に遭い樹木が枯れ果てた場所があります。
元のような森になるのは、どれだけの月日がかかるのでしょうか?
1度失われた森は回復には、時間がかかります。 そんな森の現状をお伝えいたします!
前回、2回に渡って丸石山の鹿食害地点の事を書きましたが、この場所から対岸を見ると・・・明らかに土砂崩れを引き起こし
かけている場所が目につきました。
場所は急傾斜地となっている場所でもあり、地元では車谷と呼ばれている谷川沿いにあたります。
この土砂崩れは一概に鹿の食害による土壌浸食かと言う事は断定出来ませんが、食害により下草が生えない環境下
樹木などの樹皮を剥かれると、木が枯れ始め裸地の状態となり始めます。
裸地となった場所は、雨による浸食が始ます。削られた土砂は拡大傾向へと進み、やがては大きな土砂災害へと繋がるのでは
無いかと思われる場所でもあります。
場所に、よるかも知れませんが このように急傾斜地となっている場所では大雨のたびに大量の土砂が削られるのでは
無いかと思える場所でもあり、今後この場所がどのようになって行くのか?
気になる場所のひとつでもあります。
そんな、気になる場所を見ていて見つけたのが、これ!
丸石山周辺に残る真新しい鹿の糞でした!鹿の数が少なくなって来ていると言うお話を聞くことが増えていますが
如何なのでしょうか・・・?鹿自体は人が普段立ち寄らない中腹の深い森の中に昼間は潜み
夜になると、餌となる植物を求め、さまよい歩く姿を目にいたします。秋の深まりつつある今の時期は、さかりのついた雄鹿の鳴き声を
よく耳にいたします。それと同時に夜間、林道や剣山周辺の道路を走っていても数頭の鹿の群れを目にする事もしばしば
里山などでも、夜 懐中電灯を片手に歩いていると、山の中からは、ガサ・ゴソと物音が聞こえ ドェ~・ギョェ~となることもしばしば
懐中電灯の明かりの先には・・・光る目が不気味に光ます!
このような、状況を何度と無く見て来た事もあり、鹿の行動範囲を考えても、これまでにない場所の集中して集まっている!
と、いった場所を目にする事もあり、普段は立ち入らないような場所での被害が出てくるのでは無いかと場面も多々見受けられます。
さて、本題に入り車谷と深谷との間を通る 稜線 (尾根)沿いの立ち枯れた樹木が目立つのには驚きました!
次郎笈への登山道を歩いていると、同様な場所を見る事があるのですが、その場所よりも状況が酷い場所に見えます
樹皮を剥れたモミ林が、枯れ果てた状況が、伺える場所でもあり鹿食害がもたらした後遺症が残る場所でもあります。
この事は、丸石山から丸石避難小屋・高ノ瀬山の縦走路沿いでも見られ増え過ぎた鹿食害被害の現状が残る
場所の一つでもあります。
このようになった森は、回復にはどれだけの月日がかかるのか?定かでは有りませんが、痛々しい山の様子は
見ていても心が痛みます。
こちらの場所は裸地の箇所が出始めている、所もあり今後 深刻な状況になるのでは無いかと思える場所も目に致しました!
現地周辺は如何なのか? 次回 訪れて見て現状を見てみなければと思った場所でもあります。
深刻化する鹿食害被害の箇所・・・目にする事が多い剣山周辺の山々でもあります。
次郎笈への縦走路沿いに広がる立ち枯れた樹木・・・後遺症を伴った現状が ここにはあります。