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◆ 主流メディアは社会状況を正しく国民に伝えていない
WWⅡの後アメリカで、モッキンバード作戦(Operation Mockingbird)というものが秘かに実行されたそうです。これは、メディアを使って一般の人々を思うようにコントロールしようとした試みです。公的機関が一般の人々の思考を誘導すると云う事は、民主主義の国であるならば、主権者である国民の主権者としての正常な判断を阻害する行為であり、民主主義を破壊するものであると言えましょう。
モッキンバード作戦はアメリカで実行されたのですが、アメリカのコントロールの下にあった日本でも同様な事が行われたのではないかと推測しても、あながち間違いではないように思えるのです。WWⅡの後、占領軍であるGHQは対日政策として、『3R』という基本原則を掲げ、『5D』という重点政策を決め、その補助政策として『3S政策』を実行したとされているようです。この『3S政策』は愚民化政策とも言われ、大衆に娯楽を提供して政治への関心や不満を持たないようにコントロールする為の政策とされているようです。『5D』の内の一つにに -Democratization- (民主化) と云う政策が在りますが、『3S政策』と云う民主主義を破壊する政策とは相容れません。これは、形は民主化であっても本音は操作し易い愚民化であったと考えることができるのではないでしょうか。
そして、今日の社会状況を見れば、特別に政策として実行しなくても日常的に 愚民化文化 とでも言うべき社会状況が現出していると強く感じています。主流メディアは、少し調べればバレるような嘘を臆面もなく発信する様になってしまったようです。これは、主権者である国民の主権者としての正常な判断を阻害する行為であり、民主主義を破壊するものです。
◆ 主権者である国民が正しく判断し行動する為の能力を培う教育は?
今でも学校では『前へ倣え、気を付け、休め』の号令があるそうです。集団生活を送る為に必要なのだ、とされているようです。しかし、その根拠は薄弱であるように思います。この、号令で動く訓練には、教師(権威者)の指示で何も考えずに従って動くことであり、意味を考えたり疑問を持ったりすることを排除し、権威に盲従することを求められているという側面もあります。
石田ゆたか氏のツイートのように、細かな規則を作ってそれを盲従させることは、管理の為には有用でありましょう。管理は楽になりますが、それを教育とは言えないのではないでしょうか。文科省は、主体的に考える教育を掲げているようですが、実態は権威に従順な子供を作り出しているのです。これは、主権者の正常な批判力を損ない、正当な主張を奪うことになると考えます。
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G.F. Händel - Ombra mai fu
Patricia Janečková - Sopran
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