ドイツ映画祭2008で「ノースフェイス・アイガー北壁」見てきました。
開場前にはバルト9にルックザック(街中で背負うにしては大型!)を持った人物が数名。ルックザックと一緒にヘルメットも持った人たちもいらっしゃいました。その人たちはどうやら山屋さんのようでした。(新聞記者を新聞屋、政治家を政治屋と書くのは書かれた人たちにとって好ましく無いようですが、登山家はどうなんでしょうか。谷甲州は自らを「山屋」と発言していたのを記事で呼んだ記憶があります。)
この映画を見たかったのは、ボブ・ラングレーの冒険小説「北壁の死闘」の主人公エーリッヒ・シュペングラーが精神を病んだ原因となった4人の登山家(アンダール・ヒンターシュトイサー、トニ・クルツ、ヴィリ・アンゲラー、エディ・ライナー)の挑戦と死を描いた映画だから。
「北壁の死闘」で描かれた4人の死が「ノースフェイス」ではどのように描かれていたかに興味があった。
結論から言うと、非常によく描かれた映画でした。
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--------------以下、ネタばれ注意----------------------------------------
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描かれていたこと
ヒンターシュトイサートラバースが開拓されるシーンが描かれている
天候の激変によりビバークを繰り返す
トラバースルートのロープを回収してしまったが故に撤退路がなくなってしまう
アイガーバンドの窓めがけて撤退をしていく
トニ・クルツは救助隊の声を聞きながらも一晩嵐の中に置き去りにされてしまう
トニ・クルツが降下中にロープの結び目をカラビナに通すことができず、停止してしまう
パーティーは4人とも死んでしまう
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「ノースフェイス」にはトニの恋人のルイーゼが出てきたけど、私には恋人が存在しなくても楽しめました。
もちろん、本当の登山家の方々から見ると、登山技術の面などで怪しい点等もあるかもしれませんけどね。
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