王様の耳はロバの耳

乙女ゲームやBLゲーム、時々映画の感想を書いていきます。
ネタバレありです。閲覧注意。

デスペラドロップス(デスペラ) カミュ 本編&DLC 感想

2024-03-07 23:51:22 | 乙女ゲーム
こんにちは、サニーです。  


のんびりペースながらも攻略5人目
カミュ
感想を書いていきます。


今回辛口です!







⚠ネタバレ注意⚠





















本編感想


多分このルート最初にやってたらデスペラ熱一気に冷めてた(個人の感想です)


好きな人には申し訳ないけど、私的にかなり微妙だった。


このルートの軸になるのは「革命」「学生運動」「デモ・暴動」で、テーマは多分「矛盾」とかそんな感じかな。

ルートの流れをまとめると、

カミュが列車に駆けつけてくれて一緒に脱出。
クラウンの追跡から逃げていたら、突如現れたカミュの父親に拉致される。
実は政治家の息子で後ろ暗いことばかりしている父親への反発から爆弾魔になったカミュ。
しかもクラウンとの繋がりがあることまで判明してますます反発心を強め、主人公と脱出するために二度目の自宅損壊を引き起こす。
二度目の爆破がニュースに流れると、何故か色々捻じ曲げられた内容になっており、デモ活動をしている若者達がカミュを革命運動の象徴だとSNS上で担ぎ始める。
とあるきっかけで学生テロリスト団体に拉致されシンボルマークとして活動することになり、カミュもまんざらでもない。
だけど実はその団体の主催者はクラウンの人間で、カミュと主人公は都合よく利用されていた。
既得権益を享受する金持ちや権力者(悪)に立ち向かうヒーロー(正義)という図に自己陶酔する若者の暴走に巻き込まれ、果ては処刑まで追い詰められる…

といった感じ。


60年代の学生運動を彷彿とさせる。


バドエンだと暴走した学生達やデモに巻き込まれた民衆に石を投げられ、追い詰められた挙げ句服毒自殺をしたあと仲間たちに亡骸を発見される
ハピエンだと間一髪仲間たちが駆けつけてくれて脱出成功。その後はクラウンの企みを阻止するため仲間たちと「愛の地球戦士」を結成。レベッカも巻き込んで全世界に愛の地球戦士が悪の野望を阻止する流れを見せつける。
その後は和解したカミュの父親に引き取られてカミュは政治家になる決意をし、主人公と結婚の約束をする。


うーん、
ハピエンどうしたん????
って突っ込みたくなる超展開。

ぶっちゃけていうとハピエンの流れがサムすぎて(特に愛の地球戦士あたり)、ある程度他のキャラ攻略して作品に愛着湧いてなかったら受け入れられないかも…

カミュもなぁ…挙動不審なオタクだけど純粋で優しいし、育ちの良さもあって物腰柔らかだから安心感もあるけれど、純粋培養で育ちすぎて良くも悪くも世間知らずなお坊ちゃんなんだよな…
父親の教育方針もあって碌に人付き合いをしてこなかったから「仲間」を人一倍切望していて、テロリスト団体のシンボルマークに担ぎ上げられて主人公が不安そうにしていても、内心嬉しいからなんだかんだ言いながら協力してのめり込んでいく…
主人公も気が強いタイプじゃないからカミュに付き合って流されるまま女神化してるし。
そして色々あって最後はクラウンとの繋がりもあるパパに助けてもらいながら跡をつぐことになりました。主人公も結婚をほのめかされ玉の輿確定です。

うーん…
いや、金持ちなのがわるいわけじゃない。
世の中を渡るには清濁併せ持つ必要があるし、各エンドの中でも生活が安定している方だし。(人付き合いの気苦労はありそうだけど)
でも、
苦労してきた他のキャラと比べて魅力がない…

なんだろう…他のキャラが各自ルートで仲間の力を借りつつも自分の力で道を切り開いて来たのに、カミュは結局人任せだからかなぁ…
まぁそれ言い出したら主人公がそうなんだけどね。
主人公は真相での活躍に期待。

そしてこのルートで衝撃の事実が判明。
なんと、
まさかのアイツ(レベッカのお供カメラマンのルカ)がクラウンだったなんて…!
※長押しで名前が出ます

ただまぁ、このルートの黒幕のまさかのアイツ、学生達を使って世界に不和をもたらす計画が結構杜撰だし、証拠残しててツメが甘いし、他ルートの黒幕や敵に比べるとポンコツ感溢れているな
そしてメールに溢れる厨二感。
クラウン自体が厨二思想の塊っぽいけど。

そして共通の時から言われているけど、クラウンも一枚岩じゃない。
強大な権力持ちの宰相《チャンセラー》もきっかけがあれば足元を掬われ地位を追われてしまうものらしい。
今回の黒幕も独断で動いてたし。
カミュパパも混乱に乗じてクラウン内で安定した立ち位置につき、カミュや主人公を守っていけるようにしてたし。
世界を跨ぐ大規模な組織だけど、その分色々な思惑が入り乱れてるのかもしれないね。

この辺の事実も、ある程度やり込んでからの方が衝撃が強くなるから、

カミュルートは色んな意味で後の方での攻略をオススメします

余談だけど、カミュがどこぞの偉人の末裔だとか主人公が王家の血を引くとか噂がテロ団体内で流れたけど、権力者に反発している団体なのにシンボルマークに立派な権威付けをしたがるのもおかしな話よな。
学生達の大半が自分の生活の不満からテロ活動やってるわけだから、心の奥底では権力への憧れを持ってるのかも。




DLC感想

本編最後で約束された婚約が実現します。
パパの手でカミュの指名手配は手違いだと処理され、主人公もどこぞのよいお家の養子になり出自を整えられ、満を持して婚約パーティーが開かれ上流階級にお披露目されます。
仲間たちも(色々偽造して)お祝いに駆けつけ、皆に祝福されながらダンスを踊ってキスしてfin

書くことねぇ…
サリィもそうだけど、キャラへの萌えがないか
らハミエルみたいに熱量たっぷりに書けないっす。メンゴ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿