こんにちは、サニーです❗
今日は
「ミッドサマー」
の感想を書こうと思います☀️
はい、乙女ゲブログなのに乙女ゲじゃありません😇
ゲームですらありません😇
が、見終わったあと色々思うところがあり、文章に残したいと思ってブログにあげました。
⚠️ネタバレオンリー⚠️
【感想】
ホラー(スリラー?)なんだけど、
怖くはなかったな。
いや、怖くはなかったんだけど、
終始
「うわぁ…」
とか
「うへぇ…」
って気分になってた😇
美しい自然。穏和な気候。澄みわたる青空。
素晴らしいロケーションで色とりどりの花に囲まれながら
ひたすら狂気の世界。
まずテレビもない、電話もない、ネットもない、21世紀感が全くない村に
真っ白い牧歌的な服を着て音楽を奏でたり野原を駆け回ったりする住民たちとで
別世界感満載。
・食事も住民全員で食べ、私語一切なし、上座の人の動きに合わせる。
・寝室も共同の建物で皆一緒(村の上役は知らん)。
・セックスも許可制。
・年齢によって行動が決められている。
・子供の世話は皆でする
・72歳になったら飛び降りて自主的に死ぬ
息詰まりそう。
ただ文章だけで見ると息苦しいけど、映像として見るとそこまで閉塞感は感じない。
住民皆にとっちゃ「当たり前すぎる日常」でごくごく自然にやってのけてるし、むしろ戸惑ったり居心地悪そうにしてる主人公たち一行の異物感が目立つ。村の平和を乱すよそもの感。
まぁ生々しい飛び降り自殺や宗教儀式感満載のセックスシーンはさすがに異様。
ゾワッとしたけどね😇😇
あと説明があったわけじゃないけど、作中に出てくるミートパイやテーブルの肉料理、
人肉かな?😇😇😇
主人公以外の外来者ちょいちょい行方不明になってて、最終的に全員最後に死体になって出てくるんだけど肉や内臓ごそーっとなくなってたりしてる…
そういうことよね😇
ただ村人サイドが狂気のカルト集団だからって主人公サイドがまっとうかといったらそんなことはない。
主人公一味ろくなやついない😇
主人公一行の顔ぶれは
・ところ構わずマリファナすぱすぱ吸いまくる下品な下ネタ野郎のマーク
・神経質っぽいインテリで論文にしか興味がない人間味少ないジョシュ
・主人公の恋人だけど気持ちは大分冷めきっている、自分が悪者になりたくないから別れられないけど恋人へのないがしろ感半端ない自己保身の塊クリスチャン
・人当たり穏やかで優しいけど、主人公たちを自分の故郷の狂気の村へ生け贄として連れていったペレ
うん、ろくなやついない😇(2回目)
1番ろくでもないなって思ったのは、飛び降りの儀式を見たあと主人公以外は予定どおり村に残ることを選んだこと。
出身者のペレと儀式のとき昼寝して現場見てないマークはともかく、
ジョシュとクリスチャンは現場を見たにも関わらずあまり動じることなく論文のテーマにする気満々で取材を続行。
こんな所にいたくない❗と訴える恋人に
「ここの人たちに偏見を持ちたくない」
などと宣い遠慮もクソもない取材を村人たちにして回るクリスチャン…😇
同じく現場に居合わせたロンドンから来たカップルは
「人が飛び降りてるんだぞ!なぜ誰も止めないんだ!」と声を荒げ
「こんなところにはいられない!」と憤然と出ていこうとする
全うな感覚の持ち主
主人公一行は正直同情ほぼしてないけど、
この人たちは善良な人たちっぽかったし婚約もしてて幸せいっぱいだったから逃げ切ってほしかった。殺されたけど。
そして主人公ダニー。
ダニーは性悪でも冷血でもなく優しくて人当たりのいい女性なんだけど
とにかく不遇。
双極性障害の妹のことを常に気にしてて、そのせいかどうかはわからないけど自分自身もメンタルをやられている。
挙げ句に妹が両親を道連れに無理心中したせいで映画序盤に天涯孤独。
支えてくれる彼氏にも愛想を尽かされていて、そのことに薄々気づいている。
そんなメンタルぼろっぼろの状態でカルト村にいったせいか、最初は嫌悪感を持っていたのに段々取り込まれてついには彼氏を生け贄にして集団の一員になってしまう…。
宗教が洗脳を施して信者爆誕させるのってこんな感じなんかなぁ。
象徴的なのは、村の女性たちがぶっ倒れるまで踊りまくる中に主人公が参加したシーン。
村の女性たちに手を引かれながら踊っているうちに段々楽しくなってきて、一体感を感じながら最後まで踊りきるんだけど、
ブラック企業の新人研修でもマラソンかなんかして体力消耗させて謎の一体感のなかに放り込むみたいなこと聞いたことあるなー
って思いながら見ていた😇
でも主人公も本当は生け贄扱いだったんだよな多分。
それを免れたのはペレに気に入られて取り持ってもらえたからかな🤔それとも女王になってある意味自分で居場所を掴んだからかな🤔
おばけも怪物も出てこない、人間って怖いよね系のホラーものなんだけど
閉鎖された恐るべき因習の残る村に誘われた主人公。
長老の絶対的権威。
外から連れてこられる生け贄と種馬。
集団リンチ。
同調圧力。
なんか日本のホラーとか、昔あった日本の村の因習にシンパシーを感じる。
あんまり怖くなかったし、ゾワッともそんなにせず「ふーん」みたいな感じで見れたんだけど、
個人主義が浸透してるアメリカ人からしたらおぞましすぎて鳥肌たつレベルなんかな🤔
死体の火葬のシーンとかも、キリスト教で土葬文化の欧米だと忌避感強いのかね。
日本人でも都会に生きて先進的な考えや生活に身を置いている人だとめちゃくちゃ気持ち悪かったりするのかな。
人によって評価が全く違いそう
私としては
興味深かったし面白かったけど、何回もリピートして見たいものじゃないな😇
グロイの気分悪いし😇
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