ここで言わせてください

過去や現在
おりまぜてます。

ピエロ

2021-04-19 08:00:00 | 日記
判断したり決断したりが苦手だ。

選択肢が増えれば増える程どうしようどうしようといつまでも悩んでいる。

人の顔色を伺ったり、人が話していると過剰に食い付き相づちをうつ。

距離感がわからずグイグイと近づき引かれる。

嘘で塗り固められたプロフィールが頭の中に刷り込まれている。

カメレオンのように相手によって自分を変える。

ピエロのように自分を笑い者にして蔑む。

悪くないのにすぐ謝る。

ヘラヘラ笑いながら話す。

話し出す時、あっとかえっとか付け加える。

語尾がはっきりしない。

盛り上げようと大声で話題を振りまき空気読めないね心臓に毛が生えてるね。
とか言われる。

でも実は人一倍空気を読み顔色を見てビクビクしている。

新しい物をおろせない。
二度と手に入らないかも知れないと思いなかなか捨てられない。

それが私だ


お礼

2021-04-18 07:30:00 | 日記
根無し草 の記事に沢山の応援ありがとうございます。

淡々と書いて行けるかと思いましたがその時の事を思い出すと胸の奥がうずくような息苦しさに襲われます。

実際に涙も沢山出ます。

それでも誰かお一人にでも読んで頂けると自分の存在意義が認められるような気がして少し楽になれそうです。

本当にありがとうございました。

パート①

2021-04-17 14:50:16 | パート
創業50年になる和菓子屋で2年前から販売のパートをしている。


地域ではそこそこ有名で高いが贈り物に良いと言う事で根強いお得意様がいる。


店の奥ではパソコンで顧客管理を行っている。そこにはいついつ何々どういった理由でお買い上げか、家族関係やざっくりとした年収や誰々のお知り合いなどの個人情報までが入力されている。


もちろん全てのお客様では無く店が力を入れて繋いでおきたい人だけである。


ある日70代後半くらいの男性が痩せた体で杖をつきながら来店された。


か細い声でゆっくりと一つ一つ和菓子を選ばれた。私も呼吸を合わせゆっくりとお聞きする。


きれいに盆にのせられた和菓子たち。
男性はそれを店から自転車で10分ほどの娘さんのお宅に届けて欲しいと言う。


お得意様ではよくある話で車で30分の距離でもお届けする。来店しなくても電話だけでもお届けする。


私は当然かしこまりましたと言って伝票を作りにかかった。


するとそれを見ていたパートリーダーが奥で手招きし「お断りして」と告げてきた。


理由はトラブルになると困るから。


男性のお宅は店から10分くらいのところでその近所にはお得意様が多い。


男性のお宅と娘さんの住所は店を挟んで
反対側である。

私が自転車でお届けしますがと食い下がった。それでも駄目だと言う。


男性が和菓子を持って歩くのは大変そうなのに一見さんはお断りだと言う。


実はその方一見さんでは無く以前から来店されては一つずつ買って帰られていた。


パートリーダーは興味が無いのだ。


電話口で名前も名乗らず声だけでわかりなさいよ私よと言うお得意様が大切なのである。


困り顔の私を見て男性の職人さんが届けてあげるよと言ってくれた。


社長に叱られますよとリーダーが言うと社長より勤務歴が長いその職人さんが全部自分が責任持つから大丈夫と届けてくれる事になった。



その日を境に10人居るパートさんたちの様子が一斉に変わった。



根無し草 ①

2021-04-16 22:27:17 | 根無し草
物心ついた時にはもう父と母とは暮らしておらず狭い2Dkの団地に曾祖母と祖母と叔母二人の5人暮らしをしていた。

大人達はいつも諍いをしていた。
それでも可愛がってくれていたんだと思う。
写真をたくさん残してくれている。

耳の聞こえない祖母に手を引かれ大人の足で15分程の道程をほぼ毎日泣きながら保育所に通った。

親が居る事が当たり前だと知らず自分の家庭が不自然だと思わず。

保育所の意地悪な友達に引っ掻かれてもお迎えに来た耳の不自由な祖母には何も伝わらなかった。

当たり前に親の愛情を受けられなかった人間は大人になってもその後遺症を残すことになる。