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夏休み前期(~7月31日)のおすすめの算数の学習
「夏休み(課題)帳」+「計算強化訓練」
において、
計算強化について7月24日のブログ「① 途中式を書く癖をつける。」に続いて
② 途中式とは、小さな変化を書くだけ。
そして、式は多くてもいいです。
計算強化「① 途中式を書く癖」ブログでも書きましたが、小学生ぐらいのお子さんはきちんと自分意見を言えます!
この小さなお子さんが自分の意見を自分の言葉で伝えることに、私は本当にビックリ!と同時に、この子は伸びるぞ~
嬉しくなります。でも実は、お会いするどのお子さんもきちんと「この問題どうやって解いたの?」と訊ねると、「あのね、~~と思ったの
」っと言ってくれます
。
(高校生に「この問題どうやって解いたの?どう解くといいと思う?」と聞いた後の反応とは本当に大きな差です。高校生たちの反応は・・・まず固まります、そして言葉少なく
・・・非常に少なく
・・・無言になってきます・・・
、いつから自分の意見が言えなくなったのでしょうか
)
自分の意見を自分の言葉でいいので伝えることが、数学においても非常に大事になってきます。このどう解いたのかを表現することが、数学の解答となります。
それを、今、元気に自分の考えを伸び伸びと言ってくれる小さなお子さんたちに、「是非、その表現の仕方を身に付けて欲しいと思います。」それが途中式です。そして、途中式の書き方を身に付けるやすいのは、「計算問題で途中式を書く」ことです。
「①途中式を書く癖」でも書きましたが、途中式はお子さんの意見を拾い上げていくだけで出来がります。そのために、お母さまは「どう考えたの?」「どう解いたの?」の声かけをして、お子さんの意見に耳を傾ければいいだけです
。
では例えば、次のような問題において、
始めお子さんに好きに解かせてください、
その後、親子で途中式の訓練をしていきましょう。
声掛けは「どう解いたの?」でいいですよ。
(1) 2+3×6
お母さま「どう解いたの?」「はじめにどこから計算した?」
この式では「かけ算」から計算します、つまり始めに「3×6」の計算から始めます。
「3×6は18だから・・・」っとお子さんが言いはじめたら
お母さまは「3×6から計算するのだね、そして、それが18なんだね」とお子さんの言葉を繰り返しながら、
この小さな式変形を書いていきます(もちろん、お子さんに書かせてもいいですよ。)
2+3×6=2+18
そして「次のどうするの?」っと促していきます。
「2と18をたして、20」
2+3×6=2+18
=20
これで正解途中式も完成
※もちろん、お子さんがも間違う時もありますその時は正しく誘導していかないといけません。この問題での注意点は「計算の順序(計算のきまり)」です。
「計算のきまり」は4年生でしっかりと習います。
計算の順序
① カッコの中から先に計算
(小カッコ→中カッコ→大カッコ)
② ×、÷を(+、-より)先に計算
③ 左から計算
もし(5年、6年)お子さんがこの順序に戸惑ていたら、小学4年の教科書でこの順序を確認してみて下さい。
(2) 5-(2×3ー4)
(1)と同様に、お母さま「どう解いたの?」「はじめにどこから計算した?」
この式では「カッコの中」から計算します、さらに カッコの中の×(かけ算)つまり「2×3」から計算します。
もしお子さんが迷われていたら、上記の「計算の順序」を確かめながら親子でやり直してみてください。
5-(2×3ー4)=5-(6-4)
さらに、お母さまが「次にどこから計算する?」と誘導、
お子さんは上手く言えるかな?
次は「カッコの中の6-4=2」です。
それを付け加えると、後は最後までいけますよ
5-(2×3ー4)=5-(6-4)
=5-2
=3
(3) では「分数講座ステップ1」でもお伝えしましたが、
帯分数はすべて、仮分数にして計算すると楽で~す
そして、この途中式を書かせるときのアドバイスです、
小さな式変形を書いていき、その途中の小さな変形式は多くていいですよ!
お持ちの問題集の解答には、意外と途中の式は少なめに書いていますが、これはただの紙のコスト削減のためです。
だから、出版社の解答をまねることはありません。が、その業者の少なめの解答にある途中式は最低でも入れて欲しいです。
とにかく、初めのうちは小さな式変形をどんどん書かせてください
そのうち、お子さんの学年とともに学力がついていくと、自然と必要な式が分かってきます。
多すぎる式は、削ればいいだけです。
しかし、足りない式を後から増やすには難しいです・・・高校生ぐらいで途中式が書けない生徒は、本当に苦労します。必要な式さえも書けないのですから
。
ぜひ、将来のために、小学生のうちから途中式を書く癖をつけてあげて下さい