ビックサイトで開催されていたエコプロダクツ2012
事前登録の申し込みでしたが、キャンセル待ちで、
リサイクル工場見学することができました。
見学していて改めてごみの多さと処理をしながら、
リサイクルする工程の大変さを具体的に知ることができました。
今回見学した工場は、高俊興業株さまでした。

バスを降りて最初に目にしたのは、
ごみを積んだトラックの重量を量っているところでした。

建物から目に入ったのは、
某家電販売のリサイクル家電の置き場
よく見ると、この時点でしっかり分別してあるようです。

ここからが、リサイクル処理の始まりです。
トラックで積んできた荷物をただ下ろすのではなく、
トラック積む時に、ごみを仕分けをして積み、
ごみを下ろす時に、仕分けしたものを下ろすのです。
写真の奥が、リサイクル荷を下ろすところです。

この仕分けは、トラック運転手の腕にかかっているとの説明です。
そしてここで作業しているすべての方は、
数カ月の研修を経て作業に当たるので
すべての方がリサイクルプロですと自信を持って言えるそうです。
写真は、そのほかのごみを仕分けしています。
ショベルカーのようなものは、強力磁石が・・・


工場内部、太い管が網目のように走っています。

ここは、ごみの流れをコントロールしている部屋です。
随所のごみの流れ方が把握できます。

ごみの中でも、時々とんでもない物も入ってくるとか・・
以前不発弾がごみとして入ってきて、自衛隊が出動したそうです。
まだまだこのようなものが出てくるのですね。
棚の下から1~3段にこんな物も交じって入ってきています。
花火・バッテリー・鉄骨・ビデオテープ・ライター・などなど
どれも、破砕機にかけた時の、故障の原因に
これを見逃すととんでもないことが・・

写真は、鉄プラスチックなどを細かくしたものです。
ここまで細かくして、再生します。

この写真は、ごみをラインラインに乗せて、
5~6人で粉砕機にかけられないものを取り除きますが、
その速さと仕訳にびっくり 身の回りに仕分け容器があり、
的確に抜きながら、ある時は放り投げるように・・

写真の下の方は、大きさ別のコンクリートを粉砕したものです。
大きさにより用途が変わるそうです。

風力発電が遠くに見えました


ここのリサイクル工場は、主に産業廃棄物を処理していますが、
震災後の、廃棄物も処理しています。
ごみをごみと処理するのではなく、その月によりますが、
リサイクル率は90%を超えています。
そのためのリサイクルプログラムも説明していただきましたが、
その工程は大変なものでした。
ごみは資源です。
みなさんもごみの仕分けはしっかりして出しましょう。
鈴木ひろ子 防災アドバイザー・DIYアドバイザー
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