DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

有元利夫ー天空の音楽★8/5 都立庭園美術館

2010-08-05 | ドラマ・映画・演劇・アート


展覧会を知ってから、ずっと再会を楽しみにしていた

『有元利夫ー天空の音楽』
に、ラッコ庵様&ちゃとと様と一緒に行って参りました。

めっちゃ「夏」な、青いソラにぽかぽか浮かぶ雲が
まさに、有元利夫日和なお天気♪

有元利夫氏。38歳で早逝した画家。
大阪ではじめて見た時(安井賞受賞作品展だったと思う)、
フレスコ画を意識したその独特の色合い、
自在で、ひきこまれるマチエール、
なにより独自の世界観と表現力、
しばらく絵の前から動けなかった記憶が。

画集は何度も繰り返し見て、作品が頭の中に
こびりついてるほどですが、
ひさびさに見た生作品は、やっぱり圧倒的に素晴らしかった・・・。

入り込む、でもなく、対峙する、でもなく、
そこに「在る」世界の、確かさ、が心地よい。
(作品についてはとても語り尽くせないので、
機会があったらぜひごらんになってください。)

平日だったので、そんなに混雑もなく、
自分のペースで空間を独占できて至福でした。
庭園美術館との相性もよくて、
もうこのままここに住んじゃいたい!とか思ってしまった。

音楽をテーマに描かれた作品たちに、
美しいオルゴールのような庭園美術館はぴったり。
有元利夫の女神たちが、ほっ、と、
くつろいでいるように見えました。
(前回来た時はアール・ヌーヴォーのガラス展だったからか、かえってなじみすぎて、
ただの容れ物だったかも。今回は美術空間になっていました)

部屋の使い方が秀逸で、作品をひきたてていて、
展示者のセンスにも拍手を送りたい。
暗い部屋を背景に設置された2点の作品など、
それ自体が空間アートだなぁ、と感銘をうけました。

一度巡回したあとも、部屋部屋は自由に行き来でき、
見たら、出口→おみやげ場(現実;)な味気なさもなく、
最後まで作品世界に浸っていられる、観賞の理想形。

日々のしがらみにしがらめられたり(この使い方ってあり?)、
心の夏バテで、足下の影をじっと見たり、なんて時には
やっぱ、こういう体験がじゅわっと滋養になる。

アート、ってそういうためのものだよなぁ、と
改めて感じてしまった・・・。

期間内にできたらもう一度見ておきたい
魅惑的な作品展でした。


超・真夏なウッドデッキ。

緑が濃い影を落とす庭園の芝生。この後ろが日本庭園。

おまけ:
白金台エリアはランチもうっかりすると
主婦ディナー価格になりそうなので
事前に調べて、腹ごしらえはここで。
美味しかったです♪
カレッティエレ

おまけ2:
でもって、有名なプラチナ通りでお茶&ケーキ予定♪
だったのですが、
行ったらわらわらとおしゃれなカフェがあるのかな?
というイメージとは違っておりました。
チェック不足を反省。

乙女なみなさま、段取り悪くてごめんなさい!!!
&お疲れさまでした。


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