*ご注意*
*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*
一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。
媚魅 (13)
媚魅 (14)
ぐっすり良く寝たらしく目覚まし時計が鳴り眼を覚ますと自室の見慣れた天井だった。大きな窓のカーテンの隙間から朝日が差し込む。
霧島と一緒に仕事帰りにレストランで食事をしながらワインを飲んでいつもなら酔う程の量でもないのに酔って記憶が曖昧で思い出せない。
今日は出社せず自宅でのんびりとしたい気もす。もし、管理職の立場でなければ遠慮なく休みたい気分だった。
いつもの目覚めと違うのは起きると当たり前の様に出社する支度をしているのに今日に限ってベットから起きたくない… 時計を見るといつもの出社時間を過ぎていた。
さすがに慌てる、今頃は出社しない自分を心配している何せ遅れると電話もしていな。自分がMGNに勤めて初めての失態だろう。ベットサイドの電話を見るコードはちゃんと繋がっている。
ベットに座り電話の受話器を手で取ろうした瞬間に自室のドアをノックする音がした。するはずのないドアのノック音に驚き緊迫した。
「誰だ??」
「おはようございます。お目覚めになりましたね、霧島です。」
「霧島…私を迎えに来たのか??入りなさい。」
「失礼致します。」
霧島は手にトレーを持ち珈琲をのせていた。御堂の自室へ入りベットサイドテーブルに珈琲を置いた。
「昨日は相当、お疲れの様でワインを飲みほろ酔いでした。本日はフレックスタイムで出勤するとMGNには私から電話で連絡を致しました。」
霧島はいつもと変わらないスーツ姿だった。無断遅刻にならずホッとし霧島が煎れた珈琲を飲む御堂。
「昨日の晩はどうやって私は着替えたんだ??記憶がないんだが。」
「シャワーはどうにか浴びて頂きまして着替えはご自分でされました。」
「……」
どうやら昨日の晩は霧島の手を相当妬かしたみたいで押し黙る御堂であった。特に何も言わない霧島は和やかな表情。
「フレックスタイム出社ですので、慌てずにお飲みください。朝の食事はトーストと果物で宜しいですか??」
「あぁ、助かる頼む。」
霧島は一礼し御堂の自室から出て行きキッチンへ向かった。御堂は珈琲を飲み干すとベットから立ち上がらり出社の支度をしに洗面台へ向かう。
ひと通りに支度を済ましスーツに着替えダイニングテーブルの椅子に座り霧島と共に軽朝食を済ます。同伴出勤をするのは初めてでなんと不思議な気もしたが霧島はいつもとなんら変わらない。
エレベーターに乗り降りて正面口から外へ出ると霧島は手に持っていたゴミ袋をゴミ置場に出した。マンションの正面口にはタクシーが止まっており、霧島が近づくとドアが開く。
「御堂部長、タクシーにお乗りください。」
御堂はタクシーに乗り込み霧島も乗りタクシーの運転手に行き先を説明し二人はMGNへ出勤した。御堂は通り過ぎる景色をぼんやりと眺めている霧島は手帳を仕事用のバックから出し手帳を見て今日の業務の予定を確認していた。
MGNの社員通用口にタクシーが着き霧島は支払いを済ましタクシーから先に降り御堂も降りた。スタッフパスを取り出しスタッフパスをスキャンし社内の中へ入る。
霧島は御堂の傍らを歩く社員通用口に御堂が姿を表すと遠くから御堂を呼ぶ声が聞こえる。藤田の声だ。御堂が出勤したのを見て慌て走り寄って来る。この青年はよく慌てる事が多く理由を尋ねるとさしたる事ではない。
「おはようございます。御堂部長、昨日の会議での事で…」
「藤田君、業務の事は通路ではなく執務室で御堂部長に報告しなさいといつも言ってますよね。」
「はい、すみません。霧島副主任。」
藤田はどう見ても今直ぐにでも御堂に報告したげで落ち着きはない藤田はそわそわしながらしている。三人でエレベーターに乗るともう一人乗って来た佐伯だった。
「おはようございます。佐伯君。」
「おはようございます。」
「あっ佐伯さんだ、今日は遅いですね!なんか具合でも悪いんですか!?そうそう、昨日渡したサンプルの件ですが~」
藤田は佐伯に夢中で喋るが佐伯はまともに話しを聞いておらず軽く相槌をうっている。営業部のフロアーにエレベーターが着くと佐伯が降りるのと一緒に藤田も話しに夢中になり降りてしまう。
エレベーターのドアが閉まる。藤田は佐伯について営業部のオフィスに行ってしまった。エレベーターの中は急に静かになる。
執務室のフロアーにエレベーターが着く二人でエレベーターから降り執務室へ向かう。執務室に入り御堂はデスクチェアーに座り霧島から本日の業務予定を聞く。
慌ただしい一日の始まりで昨日は霧島に甘えた分しっかりと働こうと思う御堂だった。
(完 後日談)
*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*
一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。
媚魅 (13)
媚魅 (14)
ぐっすり良く寝たらしく目覚まし時計が鳴り眼を覚ますと自室の見慣れた天井だった。大きな窓のカーテンの隙間から朝日が差し込む。
霧島と一緒に仕事帰りにレストランで食事をしながらワインを飲んでいつもなら酔う程の量でもないのに酔って記憶が曖昧で思い出せない。
今日は出社せず自宅でのんびりとしたい気もす。もし、管理職の立場でなければ遠慮なく休みたい気分だった。
いつもの目覚めと違うのは起きると当たり前の様に出社する支度をしているのに今日に限ってベットから起きたくない… 時計を見るといつもの出社時間を過ぎていた。
さすがに慌てる、今頃は出社しない自分を心配している何せ遅れると電話もしていな。自分がMGNに勤めて初めての失態だろう。ベットサイドの電話を見るコードはちゃんと繋がっている。
ベットに座り電話の受話器を手で取ろうした瞬間に自室のドアをノックする音がした。するはずのないドアのノック音に驚き緊迫した。
「誰だ??」
「おはようございます。お目覚めになりましたね、霧島です。」
「霧島…私を迎えに来たのか??入りなさい。」
「失礼致します。」
霧島は手にトレーを持ち珈琲をのせていた。御堂の自室へ入りベットサイドテーブルに珈琲を置いた。
「昨日は相当、お疲れの様でワインを飲みほろ酔いでした。本日はフレックスタイムで出勤するとMGNには私から電話で連絡を致しました。」
霧島はいつもと変わらないスーツ姿だった。無断遅刻にならずホッとし霧島が煎れた珈琲を飲む御堂。
「昨日の晩はどうやって私は着替えたんだ??記憶がないんだが。」
「シャワーはどうにか浴びて頂きまして着替えはご自分でされました。」
「……」
どうやら昨日の晩は霧島の手を相当妬かしたみたいで押し黙る御堂であった。特に何も言わない霧島は和やかな表情。
「フレックスタイム出社ですので、慌てずにお飲みください。朝の食事はトーストと果物で宜しいですか??」
「あぁ、助かる頼む。」
霧島は一礼し御堂の自室から出て行きキッチンへ向かった。御堂は珈琲を飲み干すとベットから立ち上がらり出社の支度をしに洗面台へ向かう。
ひと通りに支度を済ましスーツに着替えダイニングテーブルの椅子に座り霧島と共に軽朝食を済ます。同伴出勤をするのは初めてでなんと不思議な気もしたが霧島はいつもとなんら変わらない。
エレベーターに乗り降りて正面口から外へ出ると霧島は手に持っていたゴミ袋をゴミ置場に出した。マンションの正面口にはタクシーが止まっており、霧島が近づくとドアが開く。
「御堂部長、タクシーにお乗りください。」
御堂はタクシーに乗り込み霧島も乗りタクシーの運転手に行き先を説明し二人はMGNへ出勤した。御堂は通り過ぎる景色をぼんやりと眺めている霧島は手帳を仕事用のバックから出し手帳を見て今日の業務の予定を確認していた。
MGNの社員通用口にタクシーが着き霧島は支払いを済ましタクシーから先に降り御堂も降りた。スタッフパスを取り出しスタッフパスをスキャンし社内の中へ入る。
霧島は御堂の傍らを歩く社員通用口に御堂が姿を表すと遠くから御堂を呼ぶ声が聞こえる。藤田の声だ。御堂が出勤したのを見て慌て走り寄って来る。この青年はよく慌てる事が多く理由を尋ねるとさしたる事ではない。
「おはようございます。御堂部長、昨日の会議での事で…」
「藤田君、業務の事は通路ではなく執務室で御堂部長に報告しなさいといつも言ってますよね。」
「はい、すみません。霧島副主任。」
藤田はどう見ても今直ぐにでも御堂に報告したげで落ち着きはない藤田はそわそわしながらしている。三人でエレベーターに乗るともう一人乗って来た佐伯だった。
「おはようございます。佐伯君。」
「おはようございます。」
「あっ佐伯さんだ、今日は遅いですね!なんか具合でも悪いんですか!?そうそう、昨日渡したサンプルの件ですが~」
藤田は佐伯に夢中で喋るが佐伯はまともに話しを聞いておらず軽く相槌をうっている。営業部のフロアーにエレベーターが着くと佐伯が降りるのと一緒に藤田も話しに夢中になり降りてしまう。
エレベーターのドアが閉まる。藤田は佐伯について営業部のオフィスに行ってしまった。エレベーターの中は急に静かになる。
執務室のフロアーにエレベーターが着く二人でエレベーターから降り執務室へ向かう。執務室に入り御堂はデスクチェアーに座り霧島から本日の業務予定を聞く。
慌ただしい一日の始まりで昨日は霧島に甘えた分しっかりと働こうと思う御堂だった。
(完 後日談)