もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

ようこそ腐女子の匣喫茶へ お好みのモノをどうぞ、召し上がれ。 日々を書き連ね、妄想をこよなく愛でます

眩暈 (38) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編

2009-09-30 01:24:30 | 腐女子の御伴

         *ご注意*


*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*


一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。




眩暈 (37)






         眩暈 (38)


片桐と函南はデパートの地上出口から外へ出る天気も良く晴れて湿度もなくからりとしていて気持ちがいい。

「函南君、僕の家で一緒に食べましょうか。」

「お天気も良いし公園のベンチで食べようよ。」

「公園ですか??」

「うん、それはね。Love a La MoDe.の噂では片想いをしている女の子がそのLove a La MoDe.をPure-funmyで買い、片想いのその男の子も買おうとしていて女の子が勇気を出して男の子に一緒に食べようって声をかけたら、オッケーの返事で公園でお話しをしながら食べてそれでお互いが片想いだった事を気づきめでたく両思いになった… それからこのPure-funmyのLove a La MoDe.が知られるきっかけになったんだって。」

「そうなんですか、初めて知りました。」

「だからその噂みたく公園で食べようよ。」

「この辺で公園と言ったら~ 」

「少し歩いて行くけどこっちだよ。」

そう言うと片桐の手を握り函南は歩く片桐は函南にグイグイ引っ張られて歩く。

「あの、函南君…手を離してください。」

「ダメ。」

公園に着く公園はスポーツも出来る様にバレーコートとテニスコートもあり遊歩道を跨げはオフィスビル街が裾を拡げている平日の昼間なので公園は人がおらず空いている。

「このベンチにしょう。」

「はい。」

二人はベンチに座り函南は大事そうに手提げの紙バックからLove a La MoDe.が入った箱を取り出し箱をベンチにおき開けた。

「フォークと紙ナプキンに…あっ、クリームが手に付いちゃった…」

「紙のおしぼりがあれば良いんですが…」

函南はクリームが付いた手を舐めたがベタベタして何処も触れないので手洗いをして来ると言いベンチから立ち手洗いに行った。

片桐はため息をついた…この公園はキクチマーケティングとMGNの間にある公園で気乗りがしなかった。

ベンチに一人で座っていると目の前にいつから居るのか不明であるが黒いトレンチコートを身に纏い黒く鐔がある英国紳士の様な帽子を被り髪の毛は三編みで一つに束ねていて長い。眼鏡をして居て表情は掴みどころがない笑っているのか悲しいのかどっちらともに取れる。

その男は片桐に無言で紅く熟れた実を手渡す… いつもなら警戒し受け取る事はないが片桐はその男から熟れた紅い実を受けとってしまった。

片桐はその紅く熟れた実を手に取り見つめる… 男は無言であるが片桐に食べる様に促す。片桐はそれでも食べる事を悩み紅く熟れ実を思い留まるように見つめた。

「忘れてしまいたいのでしょ??なら、それを召し上がりなさい。全ては夢の中での都合の良い出来事にしてしまえば良いのです。」

「僕は…‥その‥」

「それとも忘れたくない??あの日の事が例え悪夢だっとしても貴方の躯にとっては秘めやかな蜜事でしたね。」

「それは‥」

「忘れたい??違う??どっちらとも貴方の虚ろな心が映し出す癒える事のない物語なのですよ。楽になりたいのでしょ??」

「辛い事はあったけど今は…」

「もし、その実が貴方の未来を決めるとしたら??どうでしょう召し上がりますか??」

「未来??」

「そう未来です。微かな不安と願う希望が打ち寄せる海辺に舟を漕ぎ大海原を徃く…畏れる事はありません。貴方が望む未来がその実に託されている過去よりも未来を望むそれは当たり前の事です。貴方は未来を選んだのですからその実を食べる権利があるはずですよ。」

片桐はその紅く熟れた実を一口含み自分の目の前に屈み込む男の肩越し遠くに走り寄る佐伯の幻影を見た… 佐伯は何かを叫んで居るが片桐には聞こえず眠る様に片桐は目を閉じた。





                  全ては夢だろう~きっとだから忘れるなにもかも---------------------     



                  もし夢で会えるとした僕は君に何を話すのだろ??







眩暈 (39)

眩暈 (37) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編

2009-09-29 20:19:02 | 腐女子の御伴
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         眩暈 (37)


待ち合わせの銀座のデパートに片桐と函南が着くと函南の携帯電話が鳴り電話に出ると鷹山だった。飯窪と鷹山が手を振りながら歩いてきた。

「おはよう。」

「おはようございます。」

「まだ、デパートはまだ開かないけど並ばないと整理券を頂けないんでね。早速並ぼうか。」

既に整理券の配布列は出来ており最後尾の看板を持ち係員が誘導しているので4人で列ぶ。並んでいるのは大半が女性で男性4人が並んでいると思ったよりも目立つ。

「なんか目立つなぁ‥」

「あぁ。」

「うん。」

「女性の人が多いですね。」

「なんか暇だなぁ、面白い話しはねぇか??」

「俺とお前はほぼ毎日いつも一緒だろ。」

「特にないよ。道端にバナナの皮が落ちてたぐらい。」

「僕は、昨日はお猫さんと遊び楽しかったです。」

「お猫さん??」

「はい。」

「片桐さん、そのお猫さんとやらの話しを詳しく聞かせてくれよ。」

片桐は楽しいそうにお猫さんの話しをしたが飯窪や鷹山と函南は面白く話しを聞いた。

「なんだよ、そのセレブ猫!!」

「エシャロットて根らっきょうの市販名なんだけどね。本家本元のベルギーエシャロットと勘違いされている。」

片桐ののんびりとしたお猫さんの話しを聞き終えた。

「可愛いお猫さんでした。」

「オカメインコに脅かされてビビってる様じゃなぁ。」

「そのうちまたセレブお猫さんは片桐さんのアパートに遊びに来るよ。」

「出歩いて遊んで気に入ったお家に訪問して来る癖して自宅には帰れないなんて偉いお猫さんだね。」

鷹山が腕時計を見ると時刻は10時だった。10時なると整理券を前から順々に係員が配布し始めた。

「これですぐに買えれば良いんだけどねぇ、10時45分じゃないと買えないから不便。」

「その間は当デパートでお買い物をお楽しみくださいって事だろ??」

「整理券を貰った人だけが買える訳だし慌てずにお買い物は出来るから良いと思うよん。」

「引取時間は10時45分から14時45分までに整理券と代金を持って引き取りしないとダメなんだ。指定の時間を過ぎたら整理券を持っていても買えない残ったのは売られてしまう。」

「完売だからそう出ないでしょ。」

「だからこうして並んでる訳だろ??」

「美味しいのかな凄く楽しみです。」

整理券を漸く係員から配布されて一段落をする。まだ時間があるので4人をのんびりとお茶を飲む事にした。

「時間あるから珈琲でも飲むか??奢るぜ。」

「飯窪さんの奢りなんてそんなないから遠慮しないで良いよ。」

「ほんと?!やったぁ~なんでも良いんだねVv」

「あの‥良いのでしょうか??」

4人は盛り上がりデパート内にあるカフェに向かって行くと広い紳士服売場の隅っこにカフェがあり入った。

飯窪は珈琲だけで鷹山は珈琲と蕎麦のミルフィーユで函南は紅茶とフルーツパフェを片桐は抹茶と栗と葛きりの善哉を頼んだ。

「まぁ、珈琲は普通だな。」

「お屋敷の珈琲豆は偏屈堂さんのこだわりだからね。」

「片桐さん、パフェも食べて美味しい。」

「戴きますね。」

「なぁ~ なんか誰かに見られている気がするんだけど…」

「俺達なんて誰も見てないって… 片桐さんと函南君を見ているのかも知れない。お屋敷のお客様かな??」

「そう??僕は視線は感じないよ??」

「見たところお屋敷のお客様は居らしゃらないです。」

「思い過ごしか。」

「お屋敷の看板メイド様と執事様だから見られても不思議はないけど、変なのには気をつけてください。」

「うん、民谷さんから直ぐにそう言うことは相談しなさいって言われてるよ。」

「僕も気をつけてます。」

鷹山が腕時計を見ると10時45分になるので4人はカフェの席を立ち飯窪はレジで会計を済まし地下のスイーツ売場へ向かって行った。

地下のスイーツ売場を歩き店を見つけたPure-funmyと言う名前の店でカウンターは通常のスイーツを購入するレジと整理券配布限定のスイーツ販売レジで分けられていた。

係員が案内をしながら買い求める客を誘導をしている。飯窪達も限定スイーツのLove a La MoDe.販売レジに列ぶ思ったよりも早く買えた。

カフェでお屋敷から支給されたお金を個々に渡したので支給されたお金を払い会計を済ましデパートと地下鉄連絡通路の出入り口に向かった。

「はい、飯窪さん。」

「ありがとう助かった。」

片桐も鷹山に購入したスイーツを手渡そうとすると…

「片桐さんの分は函南君と一緒に食べてください。どうもお休みの日にお世話になりました。」

「俺と鷹山はお屋敷に行ってこのLove a La MoDe.の審議を高田達としてみるわ。」

「新作楽しみにしてるよ、絶対に試食させてね。」

「おう。どんなもんかまずは食わないとな。」

「函南君と戴きます。ご馳走様です。」

飯窪と鷹山は片桐と函南に手を振り地下鉄の改札口へ向かって行った。



眩暈 (38)


坊ちゃんを迎えに。

2009-09-29 16:22:31 | Weblog
予約したアニメ黒執事DVD Vol.Ⅸを引き取って来ました。今回はすごいですね~豪華映像特典がテンコ盛りですぜ。

もぐママも楽しみに待っている事でしょう。黒執事の招待イベントはもぐママが申し込みました。もぐ菜がもしも当選した事を考えると末恐ろしいので自分の名前で申し込んでスカしても恨みっこ無しと言う事でもぐママの名義で申し込みをさせました。もぐママ当選すると良いなぁ。

眩暈 (36) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編

2009-09-28 19:19:45 | 腐女子の御伴

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眩暈 (35)






         眩暈 (36)


次の日は函南と厨房の飯窪と鷹山とデパ地下のスイーツを購入するのに一緒に行く事を約束したので昨日はぐうたらをしたが今日はいつも通りに起きて朝食の支度をした。

銀座のデパートで待ち合わせなので函南が片桐のアパートに来てから函南と一緒に銀座のデパートへ向かう。昨日に函南からメールがありいつもの様に片桐のアパートに来て朝食を食べてから向かう事になった。

昨日の夕食のものを取り分けた五目豆煮と手作りのコロッケを軽く刻んでキュウリを和えてマヨネーズで味をつけてポテトサラダ風にした物と目玉焼きにお味噌汁。

8時になり朝食の支度を終えるとアパートのインターホンが鳴り函南が来た事を知り玄関へ向かう玄関の扉を開けると函南が待っていた。

「片桐さん、おはようございます。」

「おはよう。函南君。どうぞ、上がってくださいな。」

「失礼します。」

そう言うと函南はいつもの様に玄関に入り扉を閉め靴を脱ぎ玄関を上がった。台所兼ダイニングのテーブルにはきちんと朝食が用意されていて函南はお茶を煎れる支度をした。

片桐はいつもの様にテーブルの椅子に座りラジカセの電源を入れてラジオを聞く函南も椅子に座った。

「いただきます。」

「どうぞ、召し上がれ。いただきます」。

ゆったりと朝食を食べながら今日に買いに行くスイーツの事を函南から聞いた。

「そのスイーツて凄く量があって2人で分けて食べるスイーツなんだって、そのスイーツを一緒に食べたら片想いがお互いの思いが通じて結ばれたと言う噂もあるんだよ。」

「そんな霊験あらたかなスイーツなんですね。」

「うん、噂だからほんとうかは分からないけど人気あるね。美味しいよりも噂にあやかりたいのかほんとうに美味しいのかを厨房の飯窪さん達は実際のスイーツを食べて審議したいらしいよ。」

「でね、そのスイーツはいっぱい作れないし人気があるからお1人様1個限りで整理券を配布するから並んで整理券を貰ってその整理券を持った人達だけの限定販売なんだ。毎日ではなく水曜日と日曜日が販売の曜日でその銀座のデパートの店舗だけの独占販売だから他のデパートでは買えないんだよ。」

「凄い限定販売なんですね。そこまでしても売るからにはやっぱり美味しいのかな??」

「ネットでも話題があるし食べた人のブログの画像を見たら1個1200円するけど1人で食べるには大変な大きさで3等分しても良い大きさだったよ。」

「やっぱりお得感なんですかね。」

「どっちなんだろうね。こればっかりは食べないとダメと思う。」

食事を終えて後片付けを済まし片桐も出掛ける支度をしスーツに着替える。函南はもんてん丸と遊んでいた。

支度を終えて片桐は函南に声をかけた。

「ねぇ、片桐さん、もんてん丸1匹じゃ可哀相だよ。」

「えぇ、そうなんですけどね…」

片桐は悲しげな表情でもんてんを見つめる。もんてん丸は函南と片桐の会話をじっと聞いている。もんてん丸は一言囀った。

「シズカゴゼン。」

「もんてん丸は誰かを待って居るの??」

「鳥籠を僕が…誤って~ 静御前は飛び去って出て行ってしまったんです。」

「そうだったんだ。」

「きっと戻って来てくれると僕は信じて静御前をもんてん丸と一緒に帰りを待って居ます。」

ほんとの事は言えずに片桐は辛かった。函南はもんてん丸に話しかける。

「もんてん丸、僕が変わりにそのスイーツを食べて来るね。」

「よかったね、もんてん丸。支度が出来たのでもうそろそろ待ち合わせ場所のデパートに行きましょうか。」

「うん、行こう。行って来るね。」

函南と片桐はアパートを出て行った駅に向かい歩く。駅に着き改札口を通り抜けホームで電車を待つホームに電車が到着し電車に乗り銀座を目指した。


眩暈 (37)

眩暈 (35) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編

2009-09-28 12:03:12 | 腐女子の御伴

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眩暈 (34)






         眩暈 (35)


目を覚まし時計を見ると15時半になっておりコンビニで買って来た猫用の噛むガムをお猫さんにあげた。お猫さんは片桐から貰うと嬉しいそうにガムをきように両手で持ち口にくわえてご機嫌でごろごろ寝転がりながらガムを噛んでいる。

何味かは不明だかきっとマタタビ味なのかも知れないとご機嫌なお猫さんを見て片桐はそう思った。そうこして居るとさっきコンビニの店員に連絡を頼んだ時間になるので片桐は財布をお買い物用のエコバックに入れて持ちご機嫌でおやつを食べてるお猫さんに声をかけた。

「もう、お猫さん帰りますよ。」

そうお猫さんに声をかけるとお猫さんは「にゃん。」と返事をしたので片桐はお猫さんを抱きかかえ玄関に向かいフックに掛けた鍵を取り玄関を出るとオートロックで鍵が閉まった。

お猫さんは猫用のガムを放さずくわえている。歩いてコンビニの前に着くと片桐とたいして変わらない年齢の女性が、立っていて片桐を見るとニコニコと笑い話しかけてきた。

「どうもすみません。うちのエシャロットちゃんがお世話になりご迷惑をおかけしました。エシャロットちゃんおやつまでご馳走になってありがとうございます。」

「いえ、僕の方こそエシャロットちゃんに遊んで貰いました。エシャロットちゃん可愛いですね。」

そう言うと片桐は飼い主にエシャロットを抱き渡す。エシャロットは片桐をじっと見ているまだ、遊び足らない様な顔をしていた。

「今後またうちのエシャロットちゃんがご迷惑をかけてしまいますが宜しくお願いします。あの、こちらをお渡ししておきますので保護をして頂いけたらこちらまでお手数ですが連絡をください。貴女は女の子なんだから無断外出はダメよ。」

そう言うとエシャロットの飼い主は片桐に名刺を手渡してきた。

「エシャロットちゃん今日はありがとう。」

「そう言って頂けてると嬉しいです。エシャロットちゃんご挨拶をしなさいな。」

「にゃ~ん。」

片桐は片手でエシャロットを撫でるとエシャロットは猫用ガムを口にくわえたまま目を閉じて気持ち良さそうにゴロゴロと喉を鳴らした。

エシャロットの飼い主は片桐に何度もお礼を言い深々とお辞儀をし去って行った。片桐は貰った名刺を見るとエシャロットの名刺だった。

名刺には谷川エシャロットと書かれていて連絡用の携帯電話と携帯電話のメールアドレスと自宅の住所とかかりつけの動物病院名と住所に電話番号とFAX番号が書かれていた。

(エシャロットちゃんてやっぱり女の子だったんだ…ちゃんと名刺も持ってる。)

片桐は感心をした。その内またエシャロットが遊びに来る様な気がした。 たぶんきっとエシャロットなりに息抜きをしたくなり隙を見て無断外出をする行きは良いが帰りが迷うので遠くには行かずに自宅の近くで遊んでいるのだろうと片桐は思った。

片桐はお買い物用のエコバックから財布を取り出しエシャロットの名刺をお財布の中にしまい財布をお買い物用のエコバックに戻した。コンビニの中に入り先程の店員にエシャロットを無事に飼い主に引き渡した報告を済ます。

「あの猫が雌だったとは、てっきり雄だっと思ってましたね。」

「性格が大人しいので僕はお猫さんは女の子と思ってました。」

「気に入るとまた猫が遊びに来るので気をつけた方が良いですよ。」

「また遊んでもらいます。」

そう言うと片桐は挨拶をしてコンビニを出て商店街の個人経営の小さなマーケットに夕食の食材と明日の朝を買いに行く。

今日は休みなので特に何もせずエシャロットと遊んで貰い楽しかった。



眩暈 (36)

眩暈 (34) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編

2009-09-28 07:50:10 | 腐女子の御伴
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眩暈 (33)





         眩暈 (34)


お猫さんとまったりとごろ寝をする。時計を見ると13時で何となくお猫さんもお腹が空いた様な仕草をした。

「そうだ、ご飯でも買って来ましょう。僕の部屋でお留守番していてください。」

片桐はそう言うとお猫さんをひょいと抱きかかえて自分の寝室に入れて財布を持ち寝室の扉を閉めて玄関に向かった。玄関にはアパートの鍵をフックに掛けてありそれを持ち玄関から出るオートロックで鍵が閉まった。

片桐が住むアパートの近所にはコンビニがないので大通りに出るとコンビニがある。コンビニに向かう途中に大きさで言えば建売の住宅やく2軒分ぐらいの大きさの緑の空間がある。

小さいながらも近隣住民のいこいの場所で木製のベンチもあり犬の散歩でよく主人同士が話していたりするが今日は珍しく見かけない。

住民いわく緑の公園を通り過ぎ片桐はコンビニへ向かう。コンビニに着き入りペットフードのコーナーを捜す。売り場構造に慣れているが買う物ではないので小さなコンビニといえどもペットフードのコーナーをやっと見つけた。

レトルトパックで小分けになっているビーフとお野菜を2パックとおやつに猫用の噛むガムを手に持ちレジへ向かった。

レジに並び会計をしようとすると顔なじみの店員が片桐に話しかける。片桐は頻繁には利用はしないが買い忘れた時にこのコンビニにを利用していてこの店員とはよく会話をしていた。

「お客さん、インコの他に猫ちゃんでも飼ってるんですか??」

「迷子のお猫さんに遊んで貰ったらお猫さんがお腹空いちゃったみたいです。」

「迷子のお猫さんて…全体は白で長い眉毛と口元の髭が薄茶色の猫ですか??」

「そうです。」

「また遊び歩いているんだな、えっ~と名前はなんだっけなその猫の迷子お尋ね貼紙を持って来ますね。」

店員はコンビニの奥に一旦引っ込んでお猫さんの迷子お尋ね貼紙を持って来た。貼紙にはちゃんとラミネート加工されていて写真入りで見間違える事なくまさにそのお猫さんだった。

「このお猫さんは飼い主が油断すると気が向くと隙を見てほつき歩き遊んで貰ってお猫さんが気に入ると度々お家に訪問しに行くんです。お猫さんはうちのコンビニの近くに住んでいてそんな遠くに行かないからうちの店が飼い主への連絡場所になっているんです。連絡すればすぐ迎に来ます。」

「あの、もう少しお猫さんと遊びたいんです。」

「なら、16時頃にうちの店の前にお猫さんの飼い主に来て貰う様に連絡をしておきますよ。」

「それで、お願いしますね。」

「そのお猫さんの好物はビーフとお野菜じゃなくってお魚とお野菜です。以前にお猫さんの飼い主がビーフとお野菜を買って行ったらお気に召さなかったともう一度買いに来てお魚とお野菜を買って行きました。僕が猫だったら喜んでビーフでもお魚だろうがなんでも食べるけどなぁ。」

「凄いグルメなお猫さんですね。」

「そうだ、その猫の餌を2個買うと餌皿プレゼントしてますので袋に一緒に入れておきます。」

片桐は会計を済ましコンビニを出て来た道を帰って行った。この界隈では有名なお猫さんと知り驚く人懐っこいのでつい遊んで貰ってしまった。

アパートに帰宅した。

帰って来ると寝室からか細い不安げなお猫さんの鳴き声がする。片桐が寝室の扉を開けるとお猫さんが飛び出して来た。

「ごめんなさいね。ご飯を買って来ました。」

片桐がそう言うとお猫さんは「にゃぁん。」と嬉しそうに返事をした。コンビニの店員から貰った餌皿を洗いレトルトパックのお魚とお野菜の封を切り餌皿に出し水も入れる餌皿は小さく二つくっついた形に作られていた。

片桐が和室へ持って行くとお猫さんも片桐の後ろを付いて来る。餌皿を自分の前において貰うのをきちんと座って待っている。

「どうぞ、召し上がれ。」

餌皿をおいて貰い片桐がそう言うとお猫さんは「にぁぁん。」と鳴き食事をする。こぼす事なくゆっくりとキレイに食べている。もんてん丸もお猫さんに釣られて餌をつっついて食べていた。

食べ終わり満足したらしくごろ寝をしようとしている。クッションを片桐が持って来ておくとそのクッションに横になりお猫さんは寝てしまった。

片桐もまた横になりお猫さんのごろ寝に付き合う事にする。たまにはこんなぐぅたらな事も楽しむ事にした。もんてん丸も同じ様に寝ていて1人と1羽と1匹でそんな時間を過ごした。

薄曇りで陽射しも眩しくなく睡眠を誘う時間はゆったりと過ぎて行った。



眩暈 (35)

どうかな。

2009-09-28 00:05:25 | Weblog
Kenにゃーんのソロの追加公演ライヴのチケを申し込んでみました。もっち指定です。立見はどうなるか想像がつくし指定でゆっくりとライヴに参加したい。

指定でチケを確保出来なければ参加はしない予定です。 当選すると良いなぁ。

ゴール目指してラストスパート。

2009-09-26 14:24:01 | 腐女子の御伴
お猫さんのエピソードを挟みますがもう長い第一部が終わるよワタシ。途中なんども挫折しそうになったけどなんとかこうして終わりが見えて来たよ(^^)

わざわざ見に御来院してくれるのがほんと励みになりました。それが嬉しつい今日はいっぱい更新したナリよ。

一度のカキに制限があるので人物描写が足らずにちっと苦戦した。要するにHOUSE-Rに勤める執事たる者は老いも若きも平均身長は180で美形で性格も基本的には温厚で優しくスタイルあーんどプロポーションも良く仕事出来ないとダメなんです。

もぐ菜の妄想なのでありえないとか自分はどうなんだとか言ってはいけませんよ。そこが妄想(´∀`人)なことで片桐さんはそんな花園の様なお屋敷に勤めているのでした。

女子執事も考えていたのですが、今のところ出る予定はないです。だって鬼畜眼鏡がBLGだから止めました。

何度も念を押しますがもぐ菜のだったら良いな素敵と思う妄想をカキ散らしているだけなので本気にしないでねん。

眩暈 (33) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編

2009-09-26 13:51:33 | 腐女子の御伴
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眩暈 (32)





         眩暈 (33)


初めてメイドワンピースを着た日の事やそれからお屋敷の人前に出てお給仕して始めは恥ずかしく下ばかり見ててお客様に励まさたり。

お屋敷の常連のお客様は特に可笑しいとか言わず、メイド三姉妹が揃ったと喜んだ。徐々に自信がつき振る舞いも板についてきて気配りも良くお客様からも慕われ楽しく仕事をしている。

近衛もあれから暫くして顔を合わすと謝罪をして来た近衛が片桐に箱を手渡して持たした。他にも近衛は何か片桐に渡そうとしたが他の執事達に見つかり近衛から引き離されてたいして話せなかったが近衛は元気そうだったので片桐も安心した。

アパートに帰宅して箱を開けたら片桐が屋敷で使用しているコーヒーミルであった。函南も珈琲を飲まないので台所の上の扉付きの棚にしまった。

来宮は自分達で活動していたがめでたく正式にバンドミュージシャン事務所と契約を交わし所属し音楽活動に専念する事になり屋敷勤めを辞めた。

来宮が所属している事務所から片桐は招待関係者として東京公演と近辺の公演チケットを発送して貰っているので函南と何度か来宮のライヴへ行った。

始めは小さなライヴハウスだったが回数を重ねる度にライヴハウスでも大きな会場となり来るファンも増えて驚いた。

大磯も舞台に復帰する事になったが屋敷勤めは辞めずに休職としてまた勤める事にして舞台へ出る事にした。

どんな舞台でどんな人物を演じたと言うとオペラ座の怪人の怪人役で舞台に出て演じる俳優は全て男性でオペラと言うよりも歌を交えたお芝居寄りなミュージカルでお芝居を初めて見る人々に好評を博し奇抜であったが観劇好きな人々からも喜ばれて人気もあり次の企画が進められた。

お屋敷の勤めている皆と社員旅行で舞浜にある夢と魔法の国のテーマパークへ行ったり、千葉に1泊2日の社員旅行に参加した。

色々な事を思い出す… 時には仕事で些細な失敗をしてショックで落ち込んだ事もあったが前程に必要以上に自己叱責に苛む事はなく前向きに捉えて仕事を熟す。

自然と笑っている~ 自分が存在する場所と心を許せる仲間が居て毎日が笑い声に包まれて穏やかな毎日を送っている。



出窓のロールカーテンの隙間から柔らかな薄陽が入り込み、勤め出したことを思い出し長い夢を見ていた。

片桐は出窓のロールカーテンのチェーンを手繰り寄せてスクロールさせてロールカーテンを上げた。天気は薄曇りで天気は晴れそうな雲行きである。

長い夢を久しぶりに見てなんとなく疲れた。疲れと言っても嫌な疲れではなくほどよく嫌ではない。ベッドから起きて部屋を出て和室の部屋へ行く同居人が待っている。

和室へ行き鳥籠のカバーを取るともんてん丸は早々に起きていたらしく、鳥籠の中で上に行ったり下に降りたりと運動をしていた。

「おはよう。もんてん丸。」

片桐の声に答える様に囀る。

もんてん丸の世話を済まし洗面所で手洗いをしてから台所へ向かった。起きぬけで1人なので朝食を作り食べるきがしない

お湯を沸かし緑茶を煎れて飲む。なんとなく小腹が空いたのでお茶漬けの素をかけてお茶漬けを食べてまだ眠いので和室へ行きごろ寝をした。

ごろ寝をしてうとうとしているとベランダに白色で小さなフワフワとした物体が居る。片桐は不思議がりサッシを開けるとその小さな白色のフワフワとした毛の動物は丸くなっていた身体を伸ばしてちょこんと座り片桐の顔を見て一言「にゃん。」と鳴いて挨拶をした。

「お猫さんだ。」

「にゃ~ん。」

そう言うと開いたサッシの隙間から和室に入り込んむと鳥籠の同居人はお猫さんを見て驚いたらしく片桐がびっくりする様な威嚇する鳴き声を発してお猫さんを驚かした。

お猫さんはもんてん丸の鳴き声を聞き相当驚いたらしく鳥籠を見てブルブルと身体を震えさせて怯えていた。

「もんてん丸、そんな怖がらなくっても良いですよ。お猫さんはもんてん丸を虐めたりしません。」

サッシを閉めてお猫さんを見ると血統書付きの猫かっと思ったがよく見ると雑種の猫だった。血統書付きの猫だったらこんなに出歩く事はないと思った。

お猫さんの風貌は全身は真っ白で顔の目の上の毛が薄茶色でどう見ても中国の昔話に出てく仙人の様で口元の毛も同じく薄茶で立派な髭に見える。足元が薄茶でまるで靴下を履いてるかの様に見えた。

首輪をちゃんとしていて緑色で首輪に受診している動物病院名と電話番号が書かれたプレートが付いていたので片桐は飼い猫であると知り安心した。

お猫さんはまだ隅っこで震えていたので片桐は抱っこして猫を撫でるとお猫さんも気持ちが落ち着いたらしく震えは治まった。お猫さんと遊べて片桐は嬉しくなりお猫さんとごろ寝をした。



眩暈 (34)