もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

ようこそ腐女子の匣喫茶へ お好みのモノをどうぞ、召し上がれ。 日々を書き連ね、妄想をこよなく愛でます

お待たせ致しました。

2009-10-31 20:50:55 | 腐女子の御伴
佐伯さん×片桐さんです。もう、エンディングから始まっている様なもんですね。 やったよーワタシ。

ほんと、長い道のりだった。昨日に素敵な佐伯さん×片桐さんのアンソロ本を2冊購入出来まして、めくるめくる夢の様にみっしりと稔さんへの愛が溢れる素晴らしい本で寝ないで遅くまで読みましたよ(はぁと)

萌えだぁおww それも何処を見てもみっしり佐伯さん×片桐さん もぐ菜は幸せよ。なんて素敵なイラストに漫画に小説に愛愛愛ですわ。

アンソロで執筆されてる作家陣の文章力が高くレベルが違いますよ。つくづくもぐ菜はねぇ、無いに等しいナリ。誤字・脱字の乱文が治りません。改善がないチキン頭なのよ。 ほんといつも読んで戴いてる皆様に悪いと思うのです。

微熱 (1) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編 佐伯×片桐

2009-10-31 20:03:38 | 腐女子の御伴
         *ご注意*


*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*


一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。







         微熱 (1)



桜も散り葉桜となり、青々と繁り季節は春となる。3月も今日で終わると言う日に片桐は屋敷での勤めを終えてあてどなく歩き夜の散歩を楽しんでいた。

闇が辺りを包み空は雲が多く月明かりもなく、雨が降る前の埃の匂いが鼻を掠めた。街路灯と街のネオンだけが照らしだす明かりがより闇を深くさせそう感じる。

片桐は最近、好きになった事は夜の散歩で夜になり暗くなると見慣れた世界が変わりなんだか自分が小さくなり猫になった気分で夜の散歩を楽しむ。人が1人通るのがやっとの細い道を見つけては歩き猫道と名付けて散歩をする。

今日も猫道を歩き小腹が空き家に帰ろうとすると、小さな緑のいこいの公園に遅咲きの桜が咲いておりその下では屋台の飲み屋が店を出している。

片桐は屋台の明かりに吸い寄せられる様に近付くと辺りにはおでんのだしの匂いが立ち込めておりお酒を飲むのは苦手だが、家も目の前なのと明日は勤めが休みで今日は遅咲きの桜を酒の肴にして飲んでも良いと思う。

いつもなら毎年、隣の家の遅咲きの桜をめでていたが…… それはもう出来ない。片桐は屋台の椅子に座ると屋台の店主が機嫌よく、片桐に声をかけてくる。

「いらしゃい、旦那さん。」

「あっ、僕ですか??どうも。」

そう言うと屈まり片桐は小さくなる、おでんと缶ビールを頼み代金を払いゆったりと花見をする。屋台の店主は片桐が花見を1人で楽しんでいるので話しかけてはこない。

お腹も程よく充たされて片桐は屋台を後にし帰宅をする、ほんのりと酔いが廻り心地よい。アパートに着き階段を登り廊下を歩くと後ろから足音がする雨が降る前触れなのかやに音が響き渡る。

アパートには人が住んでいるが、アパートの住人とすれ違ったりするのはそう滅多にない。片桐は部屋の前に来て鍵を鞄から取り出そうとする。足音はより響き渡り、どんどん近づいてきた。

片桐は一瞬、聞き慣れた足音を聞くが幻聴と言い聞かせ気かせてアパートの部屋のドアノブに鍵を差し込もうとする… 足音が止まった。

片桐は安心して廊下を見ると、離れて立って居る人影を見た。





              3部作完結  微熱 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編 佐伯×片桐




片桐は視線の先に居る人物を知っている…… もう、二度と会う事はないと思った人物。

「……佐伯君‥??」

夢だそんな訳がない、たぶん夢だろう~ そう思って居ても身体が動かず片桐は立ち尽くす、佐伯は片手に何かを持ち片桐に近付く。

「片桐さん…‥」

そう名前を呼ばれる----------

片桐の傍に近付くと佐伯は手にしていた物を廊下に置き片桐を抱きしめる。片桐の混乱し意識は入り混じり泣き出す。

「どうしてなの??‥ねぇ、どうして??…」

佐伯と顔を合わそうとするが、佐伯は片桐を胸に押し付けて自分の顔を見せない様に奥へと片桐を抱き込む。

闇が2人を覆い隠し、雨が片桐の声さえも消そうとし大粒の雨が降り出す。 雨が打ち付ける様に音を立てて声を掻き消す。

「片桐さん…」

「嫌だ嫌だ、離して…」

必死で抵抗し片桐は佐伯から身体を離し、片桐は逃げ出そうとし佐伯の横をすり抜けるが……… 佐伯に捕まってしまう、片桐は俯き身体を恐怖で震わせている。

片桐の耳元で佐伯は囁く。

「貴方を逃さない、何があってもだ。」

佐伯はそう言うと片桐の顎を持ち上げ片桐を見つめる。片桐は佐伯の瞳に囚われ見つめると佐伯は片桐の口唇に唇づけた。

柔らかく熱く蕩け出しそうな、唇づけに心を奪われ、片桐は真っ白な闇へと誘われる様に瞳を閉じ佐伯の腕の中に堕ちて行く。



            夢なら醒めて、お願いだから……



片桐はがっくりと佐伯の胸に倒れ込み、意識を手放す。片桐を片手で抱き寄せ鍵を開けて扉を開け、鍵を取り廊下に置いた物を持ち佐伯は片桐のアパートの玄関に入る。

靴を脱ぎ佐伯は玄関を上がり部屋を見渡す部屋は、広くはないがきちんと片付けられており片桐の性格が伺える。

手にした物を鳥籠の前に置き、カバーを取ると鳥籠で鳥籠の扉を開けて置いてある鳥籠の扉を開けると一羽の鳥は鳥籠を出てもう一羽が居る鳥籠へ移動をした。

鳥籠の中の二羽は小さな身体をくっつかせ再会を喜んでいる。佐伯は鳥籠にカバーを掛ける。片桐を抱きかかえ佐伯は片桐の寝室へ向かう。

佐伯は部屋を見ると小さな備え付けのデスクには何処へ出掛けた時の写真が飾ってあり、年若い男子5人に大切に囲まれて中央で片桐は照れて楽しいそうに笑顔で写っている。

佐伯は片桐のスーツの上着を脱がしネクタイを取り片桐をベッドに横にし寝かせ毛布を掛ける。佐伯は片桐の首筋に唇づけた。




微熱 (2)

良かったねワタシ。

2009-10-31 11:04:59 | 腐女子の御伴
めでたく「眩惑」が完結致しました。お付き合いして戴き誠にありがとうございます。もぐ菜なりに精一杯にツンデレ部長さんを表現してみたのですが、お気に召して戴けたでしょうか??

岩永が思ったよりも大当りキャラでしたねん。BLて女子キャラは余り出ばらないけど、「眩惑」だけで3人も出し過ぎかなと思いました。

岩永には感謝しているんだ。もし、岩永が居なかったら味気無い展開になっていたと思う。夏貴と夏美は初期から双子の姉妹で設定していました。夏貴が他界している設定は変わらず、何の病により亡くなったのは何も決めてなかった。

もぐ菜の暴走により霧島があらよこれよと大変身!! 数ヶ月前に構成した事を思いだし構成ノートを見たら設定に沿った話しが総てカキ出来ない事が発覚。

霧島がエレベーターに乗る場面はほんとは1人でした。 いつ岩永を登場させるか悩んだ当初は目的もなく霧島の仲魔が居たら単純に面白いと思っただけの設定でした。

暴走して気がついて構成ノートを見たら以前に構成した設定が辛うじてごく一部使えるのみで自分でもどうなるか分からない展開で一時は中断しようかっとほんと思った。

で、毎日の様に設定を考えて考えてたら漸く考えがやっと明確化して形となり正式な「眩惑」の設定の構成が出来たのが10月17月でした。

それまで良くカキ出来てたと思う。だって初めの設定では霧島は普通の人間で奥さんである夏貴を亡くし(夫婦だからちゃんと入籍してたよ。)面会に来た御堂さんに夏貴が霧島を遺し逝くのが心配と御堂さんに言ってふーんとそうかと思う御堂さん。で、夏貴は、アノ人は落ち込むはずだから強引で良いので引っ張って欲しいと夏貴の希望を文書化し書いたのを御堂さんに託したのが遺言書です。当初の設定は配達記録で輸送され配達日は夏貴が永眠した日でもあり誕生日。

夏貴が亡くなり霧島はショックの余り自宅に帰らず、ホテル暮らしをしている事を御堂さんが知り夏貴の遺言書を持ち夏貴の命令を発動させ霧島は夏貴の強制命令により御堂さんに仕える。

それがねぇ、「媚魅」を執筆した時から変わり霧島大変身!! 自分で霧島の設定をそうしたので そう構成したと思い込み第2部の「眩惑」をカキするので霧島のキャラ設定を見たらおぉぉぉぉぉ違うよ。

構成はいつしたのか思えば確か6月頃のはず気づけば10月で、そんな事を覚えてられる訳はないこのチキン頭。

こうしてもぐ菜がきちんとカキ出来たのは楽しみにしてくださり見に来てくれる、御来院者の偏に皆様のお陰です。ほんと嬉しいんですよ。

「眩惑」をカキして思い知った事は御堂さんの偉大さを知りもぐ菜は膝まづきました。偽造編と言う事で御堂さんを専務にしたりMGNジャパンの裏経営者になっちゃたり。やりたい放題やね自分(^-^;)

後書き??ぼやきにお付き合い感謝m(__)m 3部作は佐伯さん×片桐さんのお話です。まだ、下カキもしてませんのでお時間をくださいませ。

第2部 眩惑 完 「総ては主人である、貴方の御意志のままに」 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編...

2009-10-31 00:39:02 | 腐女子の御伴
         *ご注意*


*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*


一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。



         第2部 眩惑 完 「総ては主人である、貴方の御意志のままに」




御堂がMGNジャパンの専務取締役に昇進して2ヶ月が経ち、6月が始まろうとしている。佐伯は御堂の後釜として部長に収まり本多はキクチマーケティングで課長に昇進した。

霧島はまだキクチマーケティングに在席し、岩永は霧島が御堂の元に戻るまで御堂の秘書としてMGNに勤めて居る。霧島が戻りしだい岩永は本人の意向で総務部へ戻る事になっている。

岩永はどうも朝の通勤が嫌と言い、御堂の迎えに行く時間が早いのと帰りはまた遅く大変と霧島に泣きつくと御堂は岩永に提案をした。

御堂は今までMGNの近くに住んで居たマンションを岩永に譲り、御堂は都内に一軒家で広々とした庭を擁する3階建の邸宅を構え霧島と生活をして居る。



「孝典様。」

そう言うと霧島は御堂の出社の支度を手伝っており、御堂のネクタイを結んで居るとノック音がして扉が開く。

「失礼致します。」

部屋には入らず部屋の中を見て居るのは岩永で岩永は腕時計を見て御堂と霧島に声をかける。

「ご出勤のお時間になりますよ、御堂専務。」

「秋彦…」

「はい、今日もとてもお似合いです。」

ネクタイピンを付けて御堂にスーツの上着を着させて、霧島は御堂の鞄を持つ。御堂は部屋を出て行くと霧島と岩永はついて行く。


玄関には椅子が用意されていて御堂がその椅子に座ると、霧島は膝まづき御堂に靴を履かせ靴の紐を結ぶ。

それを毎日、岩永は見ていて溜め息をつく、仕事中は御堂は完璧なのに自宅に居る時は別人で霧島にべったりである。

一度、岩永は霧島に言った事がある。

「ねぇ、確かにご主人様にお仕えするのは分かるけど、立派な成人男性にあんな事をするのはどうなの??もし、御堂専務が結婚されて奥さんの前でも貴方はソレをする気??度が過ぎる過保護は…」

「私が遥か彼方にお仕えしていた王には、当たり前でしたので私には当然です。」

「御堂専務は確かに重役だけど変よ!!王様ではないでしょ。」

「夏貴様にしたくっても夏貴様はさせて下さらず… 私がお仕えしたお方は、一国の王で統治する為に私は雑務のお手伝いとお世話をしておりましたよ。女性に仕えたのは夏貴様が初めてでした。」

「当たり前よ!!!!分からず屋!!」

以前、岩永は御堂のネクタイが真っ直ぐでなく横に少し若干ズレていたので直そうとしたら…

「結構だ、霧島以外には触れさせたくない。」

それもカッチと頭にきたが…

夜に御堂を自宅に送り届けると霧島が玄関の中におり深々とお辞儀をし待って居て、朝と同じく御堂は椅子に座り霧島は膝まづき靴紐を解き靴を脱がせる。

そこまではまだ良い~

岩永が目の前に居るのに霧島は御堂を抱きかかえると、霧島は御堂に尋ねる。

「お帰りなさいませ、孝典様。どうなさいますか??」

「今日は食事よりも風呂が先だ。」

食事と風呂ならまだしも---------

時には無言でお互いを見つめ合い御堂は霧島の顎を撫でて~

「私を秋彦の部屋に連れて行け。」

月に頻繁に何度かあるこの発言。



「いつになったら、私は霧島を伴いMGNに一緒に出勤が出来るのだ??別々に出勤しなくっても良いと思う。」

「いえ、私は子会社で働く身分であるのに孝典様と同じ送迎の車に乗る行為は廻りの者に分別がつけられません。」

「佐伯は何をして居る??条件を私に付き突けて、私はその条件を叶えられると言うのに。」

霧島の大事な王子様である御堂は岩永をチロリと見る、その表情は佐伯にそう伝えろと言う視線である。岩永は営業スマイルで……


「はい、その様に佐伯君へお伝え致します。」

「それでは、行ってくる。」

「お気をつけて行ってらっしゃいませ。」

送迎の車には運転手がおり、霧島は車のドアを開けると御堂は車に乗り込み霧島から鞄を受け取る。助手席のドアを岩永は自分で開けて乗る。霧島はお辞儀をして御堂を送り出す。



MGNジャパンは自主的に御堂が絶対的な権限を持ち経営されていて、御堂よりも上の者は傀儡であり社内の重要事項や雑務は霧島が既に熟しており無駄な派閥も鎮めた。御堂が絶対的権限を有している事を知っているのは霧島と岩永だけ。


「万が一もし、MGNがいえ、下々が何か社会的な損害を与える不祥事を起こした時に社長が責任を負うのは当たり前です。その為にそれなりに賞与を与えているのですからね。私が監視して居るのでそう無いと思いますよ。」


その事を重役達は知らない。


その日の昼休みの事である。渡り廊下の手前に談話スペースがあり、自販機が設置されており佐伯は缶珈琲を購入している所を岩永が通りかかる。

「佐伯君、宜しいですか??」

「俺に何か。」

「早く貴方の大切な人を連れ戻しなさい。貴方が連れて来れば、お望み通りなのよ??」

岩永から言われたその言葉を聞き佐伯はそっぽを向く。

「早くよ、良いわね??じゃないと霧島が動き始めるわ。ご案内が出来る準備が調ったら私に報告してください。お願いします。」

岩永はそう言い御堂の執務室へ去って行く。

佐伯は瞳を閉じて呟く。

「稔さん、俺は貴方が……必要なのに。」



                第2部 眩惑 完 「総ては主人である、貴方の御意志のままに」

眩惑 (35) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編 キクチマーケティングサイド

2009-10-30 21:51:19 | 腐女子の御伴
         *ご注意*


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         眩惑 (35)



朝食を食べ終わり歯磨きを済まし御堂はリビングのソファーでテレビを見ながら寛いで居る。片付けを終えて霧島はトレーに珈琲を乗せてリビングへやって来た。

御堂の前にコーヒーカップを置くと霧島は御堂に一礼をして御堂の正面に向かい合う様にソファーに座る。 朝のテレビ番組はニュースよりもバラエティー情報番組が多く、御堂は諦めてリモコンでテレビの電源を消しコーヒーカップを持ち霧島が煎れた珈琲を飲む。

「私、好みの珈琲だ。」

御堂は満足げに微笑むので霧島は御堂が満足した事を嬉しく思う。御堂は珈琲を飲み干しコーヒーカップをテーブルに置く。

「所で、今後の事だっが…」

「はい、私は片桐課長が部長として復職するまでキクチマーケティングの8課におります。キクチマーケティングは数人の重役達が好き嫌いで人事を動かし適切な人事考課評価がなせれず機能しておりませんので、風通しを良くと掃除を致したいのと本多君をキクチマーケティングの課長に昇進で良いかっと。」

「本多君は…‥大丈夫なのか彼は??」

「彼なら、キクチマーケティングを担って貰えると思いますよ。少々、猛突進な一面もありますが仕事では彼は営業8課の事だけではなく広く物事を捉らえており廻りにも気配りが出来て営業でもコミュニケーションを取るのにも秀でております。片桐課長が部長に復職されれば本多君と足並みが揃うと存じますね。」

「そうか、どうも本多君とは馬が合わんのだ。」

「私がキクチマーケティングへ人事異動した時は始めは彼と正面からぶつかり合いました。それは、彼が真っ直ぐに真剣に思うからこそ直球にそう行動をすると知りました。粘り強い半面もあり私はそう思いますね。」

「佐伯君よりも、扱いは楽と言えば楽だな。彼が何を考えて居るのか謎だ。やはり、彼には片桐課長の様に包容力で包み込む存在が必要か。」

「佐伯君は何か素晴らしい能力を秘めているのですが、その様に佐伯君の力になり包容力で彼を陰で支える彼の心の寄り処が居れば秘めた能力を発揮出来ると…どうでしょう。」

「なるほどそうか、私はつい仕事に集中してしまう悪い癖があり考えてもなかった。」

「ご自分の事をお気づきに成れるのは、改善されると言う事でございます。」

「主人を誉め過ぎるぞ。」

そう言うと御堂は時計を見て霧島に出掛けるのを促し、出掛ける支度を済ませ御堂は霧島を伴いデパートへ向かって行く。

「何処へ行くか??」

「何をお買い求めになるかで、お決めになる必要がございますね。」

「そうだな、新宿で良いだろう。」

そう言い2人は渋谷駅で山手線に乗り新宿へ向かう。

新宿に着き老舗のデパートへ行くと高級腕時計を専門に扱うフロアーに向かう。御堂はまず、ゆっくりと各ショップを隈なく見てから決めた。

漸く購入の選考を終えて気になったビンテージの腕時計の説明をじっくりとショップの店員から聞き購入する事に決める。

「あの、お客様…同じビンテージモデルの腕時計をお二つで宜しいですか??プレゼントと御自宅用でございますか??ラッピングを致します。少々お時間を頂くのでショップで品物を見てお待ちください。」

「プレゼントと言うのか…そうかも知れんが…ラッピングは不要だ。」

支払いの手続きを済ませ御堂と店員は会話をしている。霧島も同じビンテージの腕時計を二つも購入するのか気になった。

「お客様、腕時計を今、ご使用にはなられますか??」

ショップのカウンターの飾り台には同じビンテージの腕時計が二つのせられている。

「もう、良い。腕時計を私に。」

そう言うと御堂は霧島を見て左手を差し出すと、霧島はビンテージの腕時計をカウンターの飾り台から取り御堂の左手首に着けた。

「霧島、左手を出せ。」

「はい、畏まりました。」

御堂に左手を差し出すと、御堂は同じくカウンターの飾り台からビンテージの腕時計を取り霧島の左手首に着ける。

「孝典様……」

「新しい首輪が必要だろ??」

「さようでございますね。」

ショップの店員は怪訝に思ったが顔に出さずに御堂と霧島をショップの入口まで見送り深々と頭を下げる。

新宿駅に向かう途中で御堂は霧島に話しかける。

「指輪は私にも秋彦にも似合わないだろ??私達は絆よりも強くお互いを貪り合い契約で結ばれている。だから、指輪よりも質感のある方が良いと思う。」

「そう存じます。」

「と言う訳で今日から私の自宅マンションに住め、秋彦を遠くに置く理由は何もない。」

そう言うと御堂は歩くの止める霧島も止まった。御堂は霧島を見つめた。

命令口調での深い愛情に愛を感じ霧島は敬意を示し霧島は御堂の左手をそっと持ちその手に唇づけた。




第2部 眩惑 完 「総ては主人である、貴方の御意志のままに」

眩惑 (34) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編 キクチマーケティングサイド

2009-10-30 18:32:52 | 腐女子の御伴
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         眩惑 (34)



部屋に淡く柔らかい陽射しを連れて来る窓を背中にして眠って居る。目を覚ます‥ 誰か歌を唄っている…

ここは自分の自宅のマンションではなく、霧島のマンションの自室である事を思い出し起きようと思ったがまだ心地良いので霧島と一緒に唄を口ずさむ。

「孝典様、おはようございます。」

そう言うと霧島が近付く気配がしたので御堂は正面を向き上半身を起こす。霧島は何も変わらないいつもの穏やかな表情で御堂に微笑むので御堂は霧島の口唇に唇づけて御堂は霧島の口唇から離す。霧島は部屋着の麻のズボンと脱ぎ捨てたワイシャツを着ている。

「どうなさいましたか??」

「昨日の事が、何もない様な顔をしているから忘れたのかっと思っただけだ。」

「忘れる??私は貴方を忘れる程、私は理不尽ではございませんよ。孝典様、今日のご用事の方はいかがされましょう。」

御堂はそう霧島に言われると、ベッドサイドテーブルに置かれた目覚まし時計を見て時間を確認すると時刻は9時になる。

「そうだな、まだ、11時になったら買い物へデパートに行く。良いな??」

「畏まりました。ご朝食はどうなさいましょう??」

「起きて、シャワーを浴びてから朝食にする。」

そう言うと御堂はベッドから起きようとすると、躯の中からドロリと太股から伝い残滓が出て御堂は呻く。霧島はベッドから上半身を起こし、ベッドから降りようとする御堂を抱きかかえて霧島は浴室へ向かう。

「秋彦がアノ後も何度も体位を変えて… するからだ。」

「私がですか??その様に命令を私にしたのをお忘れですか??」

御堂はほんのりと頬を赤く染めて押し黙る。霧島は押し黙った御堂の口唇に唇づける。浴室に着き中に入り霧島は抱きかかえていた御堂を降ろす。

「後は自分で出来る。」

「フェイスタオルとバスタオルは脱衣所にご用意してあります。お着替えはクリーニング済みなので着られるならそちらも脱衣所にご用意致しました。失礼致します。」

霧島は一礼をして浴室から霧島は出て行く。御堂はシャワーのコックを捻り、熱い雫を身体に浴びる。




御堂は入浴を済ますせ髪の毛を乾かし身体を拭きクリーニングを済まされた、昨日着ていた下着とワイシャツとネクタイにスーツ上下を着てダイニングへ向かう。

御堂はダイニングテーブルに着き時計を見ると後少しで10時になる時刻だった。風呂が余りにも気持ち良くつい長く浸かって、昨日の霧島との蜜事の感触が肌に残りその疲れが心地良く感じていた。

ダイニングテーブルの椅子を霧島が下げると御堂は椅子に座り軽く霧島は椅子を押す。テーブルには朝食が並べられて御堂はトーストされたパンの匂いを嗅ぎお腹がグューと鳴る。

「どうぞ、お召し上がりください。お飲みものは??」

「あぁ、カフェオーレで頼む。」

「畏まりました。ご用意致します。」

霧島はそう言うとキッチンへ向かい飲み物を用意に行く。霧島は飲み物をトレーに乗せてを持ちダイニングテーブルに戻る。御堂は霧島と朝食をするので霧島を待って居た。

「お待たせ致しました。どうぞ、お飲みください。」

御堂の前にカフェオーレボウルを置き霧島は御堂の正面に、向き合う様にダイニングテーブルの椅子に座る。

「戴く。」

「はい。」

霧島は御堂と同じカフェオーレをマグカップに煎れて来た。 朝食には目玉焼きとベーコンを焼いたものに温野菜のサラダとスープはミネストローネで果物にはグレープフルーツとメロンは一口大にカットしてある。

「トーストには何をお塗り致しましょう。」

「マーガリンを。」

「はい。」

霧島はトーストにマーガリンを塗り皿にトーストを盛りつ御堂へ差し出す。御堂はマーガリンを塗られたトーストを手で取り食べる。

昨日の夕飯を抜かし食べる朝食は何とも美味しく感じ、いつも一人で食べる朝食とは比べものにならない。夕べの行為を及ぶ時の前は空腹を気にせず、長かった時間を埋める様にお互いの肌の熱と感触を貪り求め合った。

霧島は食事を取りながら御堂が食事をきちんと食べているのを確認して居る。要望を聞かずに作ったので御堂の口に合うか少々不安だった。

「気持ち良くお休みになられて居る孝典様を起こすのが凌ぎなく、朝食のメニューのご要望をお聞きせずに私の都合でお作り致しましたがお気に召して戴けましたでしょうか??」

「あぁ、夕食を抜かしたから、ボリュームがあり満足だ。」

「孝典様がご満足戴けて私も安心致しました。トーストは焼きますか??」

「あぁ、塗るのものはマーマレードを。」

「はい。」

そう言うと霧島はダイニングテーブルに置かれたトースターでトーストを焼きマーマレードを塗り皿に盛りつける。

朝食の時間は穏やかに過ぎて行く。




眩惑 (35)

腐女子日和。

2009-10-30 12:25:41 | 腐女子の御伴
乙女ロードで徘徊して来たさ(^皿^) 早々に熱海から出て新宿湘南ラインでぶち抜いて池袋まですたこらさっさと舞い戻りました。

あぁ、めちゃめちゃ幸せだよぉ。片桐さんの本が買えたほんと嬉しい。電車に乗って自宅へただ今帰宅しております。いつも熱海から帰る時間より、2時間早い時間んだ。

みっしり読みまくるぜ(σ▽σ)!!

頑張ったよワタシ。

2009-10-30 07:48:38 | 腐女子の御伴
一晩悩んだ末に早朝に腐女子の神様が降臨したよ。 御堂さんで特にメガミド愛好家の方々からすると…‥ 霧島×御堂てどうでしょか。それが、心配で悩んでそれでも妄想に勝てずカキをしました。


鬼畜眼鏡が素晴らしく楽しいのは終始大盤振る舞いのテンコ盛りでエンディングでめでたく結ばれた時に途中のシーンを上回る素敵なシーンと結末が用意されていて感動の大嵐ですよね。

なので、妄想偽造編でも御堂さんがちゃんと霧島と結ばれたと言う証明の行為と言う事でカキしたのです。相変わらずびみょ~な描写の連発で欲求が溜まるかも知れません。 お許しくださいませませ。

もぐ菜は熱海から今日に帰ります。帰りに乙女ロードに寄りたいな。

眩惑 (33) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編 キクチマーケティングサイド 霧島×御堂

2009-10-30 07:09:42 | 腐女子の御伴
         *ご注意*






                同性の性描写アリ!!  それもオリキャラ霧島×御堂さんです


*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方(オリキャとの絡みは無理で却下と言うお方も同様に)此処で御帰院してくださいませ。*


一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。








         眩惑 (33)



霧島により全身に唇づけられそれだけで快楽に溺れまどろみ、色香を滲ませた溜め息を御堂はつく。若さ故に女性とは幾度かは関係はあったが、途中で自分が飽きて最後までする気がなく終えた。

「どうなさいました??孝典様。」

霧島は御堂の溜め息を聞き御堂に尋ねる。

「久しぶりで気持ちイィだけだ、お前にこんな特技があるとはな。」

霧島は御堂のサラサラとした素裸を撫で御堂の躯に身を沈める。

御堂は横向きになり、瞳を閉じて霧島が与える快楽に沈み手はベッドのシーツを掴み瞳を薄く開けて霧島の表情を見つめ様とする。窓のカーテンは中程まで開けられて月明かりだけが部屋を照らし出す。

「まだ、まだ、ですよ??孝典様。私は足りませんよ。もっと、貴方の躯の隅々まで私を刻み込みましょう。」

「私、だって、今日だけじゃ、足らない… あぁ、そこは‥そんなに、がっつくな。んぅ‥」

霧島は御堂の胸元の、小さく敏感な乳頭を口に含み吸い上げる舌で遊ぶ。霧島は御堂にすっぽりと包み込まれて霧島は左手で片方の赤く熟れた乳頭を弄り右手は背中を撫でながら徐々に下へ下がり…‥

耐え切れずに御堂は霧島にしがみつく、御堂が小さく反応をすると共に霧島の指が御堂のアヌスへ辿り着きアヌスの縁に浅く指を入れて同時に躯に強い刺激が霧島から与えられてただ御堂は鳴く。

霧島の柔らかくサラリとした髪が御堂の躯に触れると、御堂はその感触だけを頼りに霧島の髪の毛に触れた。いつも、傍に居たのに自分が知らない霧島を見つけた‥ 自分だけの霧島。

御堂は霧島にさせるがままにして、瞳を閉じ霧島を感じていると霧島は御堂の躯を強弱を付けて唇づけ吸い上げながら霧島は下へ移動して行く。

アヌスの奥に指が侵入すると同時に霧島は御堂の先走りで濡れた雄に、優しく息を吹き掛けて舌で軽くつっつき口に含むと御堂は霧島の頭を下半身に強く押し付け躯をのけ反らせてる霧島は片手を御堂の背中に添えた。

「あっうんん…もうダメだ、こんなに私がなるなんて…秋彦??」

「孝典様…」

そう言うと霧島は御堂の顔を見上げると霧島の口唇は、妖艶にテラテラと蜜に濡れていてそれはこれからの行為を予感させる。

また霧島は御堂の雄に唇づけると、アヌスに侵入する指が増やされて御堂が知らぬ所を霧島の指が犯す。霧島を頭を御堂は引き離そうとしたが、力が入らずに霧島の髪の毛を掴むだけ。

粘膜を掻き回すクチャクチャと嫌らしい音を立てて霧島は御堂を音でも犯す、それを聞き御堂は耐え切れずに鳴き出す。

「そこは、ぁっあ…いゃぁんうぅう。ダメだそれ以上は~ぅあぁぁぁ……んん。」

霧島は御堂の隠された感度の良いヶ所を探り当て執拗に攻める。霧島が強く雄を吸い上げると御堂は一瞬目の前が真っ白になり、霧島の咥内で自分の欲望を弾けさせたと遅れて認識をした。

霧島は御堂のイッた声を聞きながらも、前後で御堂を翻弄し霧島は御堂から口と手を離さず執拗に攻める。御堂は呼吸が荒く肩で息をして落ち着かせ様とし、霧島の鼻をギュッと摘む。

霧島は御堂の雄から口を名残惜しいそうに離れる。霧島は御堂に覆いかぶさり包み込み様に再び抱きしめると、御堂は落ち着き始めた。

「こら、やり過ぎだぞ??そんな待ても出来ない狗にした覚えはない。」

そう御堂は言いながらも御堂は笑っている。霧島は犬がじゃれる様に御堂の顔を嘗め、躯を密着させて擦り付けた。

「そんな事をすると、犬になるぞ??」

「えぇ、犬の気持ちが良く分かりましたよ。」

御堂はスリりと霧島から躯を離し、霧島の下半身へ頭を寄せて霧島の欲望を弾けさせそうな雄に口唇を寄せ含む。

「同じではないか、秋彦にお返しだ。」

霧島はぐぐ篭った声で御堂の愛撫に堪え、御堂は存分に霧島を味わうが今度は霧島が御堂の鼻を摘み咄嗟に御堂は口を離す。

「なんだ、堪え性がない奴だ。もう、音をあげるのか??」

「いいえ、貴方の秘密の蕾の中でイキ……包まれたいだけですよ。」

「ばか。」

霧島は下に居る御堂の両脇に腕を入れて軽く持ち上げ自分と同じ顔の位置に顔を合わせる。

「私は孝典様を欲しくって堪りません。」

そう言うと霧島は自分を下半身を御堂の下半身に押し付けると、熱く今にも弾けそうな霧島の欲望を御堂は感じた。

「私だって同じ気持ちで居るのにいちいち聞くな。」

霧島は御堂に容認を受けて御堂をベッドに軽く押し付けて、御堂の脚を持ち開脚させて御堂の中心部に自分の熱い欲望の塊を挿入し躯を沈める。

御堂が落ち着くまで霧島は唇づけ御堂の口を塞ぎ御堂の咥内に舌を入れ御堂のアヌスに自分を収めると一気に貫き通した。




眩惑 (34)