1:タイトル 世界サッカー紀行
2:サブタイトル
3:筆者 後藤健生
4:発行 文藝春秋
5:サイズ 19.0cm
6:説明(目次)
はじめに
第一章 ヨーロッパ
崩れる国民国家の枠組み - どうなるヨーロッパ・サッカーの将来
●イタリア イタリアの「レアリスモ」/「マキナ」と「ファンタジスタ」/せめぎ合う三つの傾向
●ドイツ スペースを狙って一気に駆け上がる/ゲームではなく勝負/PK戦での圧倒的強さ
●イングランド サッカー史上最大の惨事/伝統が生んだ「フーリガン」と「テラス」
イングランド・サッカーのルネサンス
●スコットランド 世界最初の国際試合/民族的対立を反映するダービーマッチ
一次リーグ敗退を続ける代表チーム
●フランス 八年をかけて熟成したプラティニのチーム/サッカーを見る醒めた視線
スペクタルな勝利は可能か?
●スペイン クラブ運営の成功/ワールドカップに勝てないわけ/ナショナリズムの欠如
●オランダ 若手育成システムの先進国/代表チームの内紛は日常茶飯事/待たれるクライフの監督就任
●ユーゴスラビア/クロアチア 幻のワールドカップ優勝候補/卓越したパスの深さ/
興奮しやすい気質さえ直せば・・・・
●ブルガリ 予想を裏切るベスト4進出/小国ならではのカウンター攻撃/精神的に開放されて花開く才能
●スウェーデン 名選手の供給国/「スモール・イズ・ビューティフル」の大会運営
第二章 南北アメリカ
多様なサッカー大陸
●ブラジル 世界に先駆けた黒人選手の参加/アフリカとヨーロッパの融合文化
「ブラジルは攻撃的」という幻想
●アルゼンチン 嫌われる「消極的で破壊的」なイメージ/軍事政権下の❝奇妙な同盟❞/迷走する伝統国
●ウルグアイ 衰退著しい初代世界チャンピオン/古き良き南米サッカーの香り/黒人選手の活躍が刺激に
●コロンビア スティファノを擁した幻のスーパーチーム/ポスト・バルデラマ世代はいつ育つ
●メキシコ 不思議な呪文「シキッティブン・・・・・」/インディオの❝けれんみ❞と、アメリカ合衆国の近代性
「メヒコ」に込められた歴史的執念
●アメリカ合衆国 許し難い不条理のスポーツ/ワールドカップ・アメリカ大会の思惑/NASLからMSLへ
第三章 アジア
広大すぎるアジア大陸 - 分割案も浮上する
●サウジアラビア ワールドカップ初出場でいきなり二勝の快挙/インシャッラー(神の思し召しのままに)
王族とボランティアが支えるクラブ運営
●イラン アジア離れしたプレースタイル/攻守のバランスの悪さが課題
●中国 中央集権的強化体制が妨げ/南方のテクニックと北方のパワー
●韓国 選手個人の判断力の的確さ/少数精鋭で強い代表チームを作る
日本に勝つことだけがアイデェンティティ
●日本 プロリーグの誕生/サッカー的な思考の欠如/語り継がれるべき経験の蓄積
第四章 アフリカ・オセアニア
ブラック・アフリカの強さは本物か?
●モロッコ アヴェランジェに阻止されたワールドカップ開催/北アフリカのリーダー
●ナイジェリア ブラック・アフリカの新星/多民族国家ナイジェリア統合のために
●オーストラリア フットボールの博物館/「移民のスポーツ」からの脱却
7:価格 定価(本体1429+税)
8:発売日 1997(平成9)年9月15日 1刷
9:ISBN ISBN4-16-353310-9 c0075 ¥1429E
10:ページ 300ページ
11:星 ☆☆☆