☆ドレスデン Dresden その2
翌日はゆっくりと朝食を食べてから、ドレスデンの旧市街地に向かう。ドイツ鉄道のSバーンに乗るには10数分歩かなければならないので、ホテルのすぐ近くを走っているトラムで行くこととした。1日乗車券をホテルで買ってトラムに乗る。時間は鉄道よりかかるがすぐ乗れて便利だ。
これがトラム車内。約30分ほど揺られて ドレスデンの旧市街地に着く。30年ぶりの訪問である。
これはマイセンの陶磁器板で 作られた「君主の行列」12世紀から20世紀初頭までのザクセン王や芸術家などが描かれている。なんと第2次大戦の爆撃破壊を免れたという。
しかし中心はなんといってもトゥインガー宮殿。18世紀に完成したバロック調の宮殿。中にはいくつかの美術館、博物館があるが やはり陶磁器コレクション。中国と並び日本の有田、伊万里が沢山飾られていた。もちろん地元マイセンの陶磁器も沢山飾られていた。
これは有田。輸出用のものだろう。
エルベ川沿いに出る。アウグストス橋が重々しさをもって架けられている。
歩いていると小さな子供たちが ,アコーデオンを弾いているお姉さんの傍に物珍しいのか集まっている。このお姉さんは大分前から有名なロシヤ民謡のさわりだけを何度も何度も弾いていた。最近はロシヤも景気が悪いから観光客も少なかろうに、別の国の曲を演奏しないと上りが少ないと思うんだけれど。
ところでこれは何でしょう?
これは バームクーヘンをチョコレートで包んだもの。バームクーヘンは ザクセンが発祥だそうな。大変美味しかった。子、孫にも持って帰ってやりたかったが 暑さでチョコレートがグニャグニャになりそうなのでやめた。
トラムに再び乗ってホテルに帰る。ここのRadisson Blu Park Hotel & Conference Centre は少しリゾート風で本館の他に離れの館が5、6箇所 お庭の中に点在している。またプールやサウナも完備していてなかなかのものだ。(2泊朝食付き+2日目の夕食 で50,000円/2人)
【ビックリポン情報】よし、サウナとプールに行ってみようと思い立ち,水着をもってサウナに行く。脱衣場で水着に着替えサウナルームに入る。日本のサウナと同じだ。いや、よく見ると サウナルームは男女混浴、そして皆すっぽんぽん!ええー、ヨーロッパ人種って男同士でも大浴場は嫌がり、水着を着用すると聞いていたのに、これは何だ。しかし、事実は事実。反対にこちらが恥ずかしくなり、脱衣所で水着を脱いで裸で入った。
しかし 隣のプールでは皆水着着用。
後刻 デッサウの茨田さんにそのことを聞くと「サウナ室は暗いからいいんだ。」と言っているとか、またデッサウオペラ座の楽団員と日本巡業に行ったとき阿蘇の露天風呂には皆混浴に入ったという。
夕食時、ホテルのレストランに行くと、入り口にいた係員に呼び止められ、別の太っちょの女の係員を呼んで来た。その係員は「グループの人は後で一緒に着て頂戴。」「我々はグループではない、個人客だ。入れろ。」と言っても聞き入れず、「どうしても食べたければこちらのバーで食べろ」と我々をあくまでも入れるつもりはない。その太っちょの女が向こうに行った後、、先ほどの入り口にいた係員に強く「ここで食べる。案内せよ!」と強く言うとあっさり案内してくれた。腹の虫が収まらないのでチェックアウトの時にフロントに強く抗議し、マネージャーのメールアドレスを教えてもらい、日本に帰ってから抗議のメールを出した。もちろんマネージャーからお詫びのメールが来た。
【教訓】何か問題が起きたら その時に後に引かずきちっと抗議に、申し入れること。抗議せず損害を被っても、あとで文句を言ったって絶対聞いてくれない。英語の単語を並べ立てる、何なら日本語でも良いから強く抗議する必要がある!